Oct 2, 2020

大田区議会令和2年決算特別委員会総務費質疑(コロナ禍・VR活用)

【コロナウイルス感染拡大の影響について】

 コロナウイルス感染拡大の影響を受け、多くのイベント、地域行事が中止になっています。そういった中、秋の全国交通安全運動が活動を控えるよう自治会に要請があったと聞いています。警察に対して区の方に要請があったともお聞きしています。テントに特にリスクの高い高齢の方が密集する形であるのはよくないのは分かりますが、しかし、そうでない定点での交通誘導まで中止にするケースにも繋がっています。これは感染症対策の面からも、本来の交通安全の趣旨からも外れるのではないでしょうか?理由お答えください。①

 

コロナ禍でのイベント中止によって多くの事業者、イベント関係者から悲鳴の声が上がっています。この間、大田区内施設は返金の処理など対応を行ってまいりました。大田区総合体育館、大田スタジアムの3月~6月までのキャンセル件数とキャンセルにならなかった場合の会場の収入見込み額についてお答えください。②

 

同様に大田区産業プラザPIOのキャンセル件数、開催していた場合の収入見込み額についてお答えください。③

 

かなりの影響が出ていることが実際の数字でもよくわかりました。先日、国の基準緩和、都の警戒レベルダウンが行われました。先日の一般質問でも指摘しましたが、今後の施設利用について国の動向も見ながら早期に戻していく必要があります。施設を利用する団体や個人からも現在の本来の定員に比べて5分の1、またそれ以下の収容人数では立ちいかない、やればやるだけ赤字だとの声も聞いています。利用料の減免ができないのならばなるべき早期に元の収容人数になるべき早く戻していくべきだと考えます。会場の安心安全も大切ですが、リスクを正しく認識し社会活動、経済活動を再開していく必要があります。

【VRの活用について】

続いて、VRの活用について伺います。

バーチャルリアリティーの技術の発展は目覚ましく、3Dを通して仮想現実世界を体験できるこの技術には大きく価値があり、行政分野においても様々な活用が期待できる。例えば、本庁舎3階では水害体験をVRで行えるというテーマでVR体験をやっていましたが、教育や福祉といった分野でも活用のみならず、ちょうどFacebookが新たに(VR)ヘッドセットの最新モデルを発表したことが話題になりましたが、VRchatやバーチャルキャスト、クラスターなどのソフトを通じて、VR(仮想現実)の世界に入ることができ、その中では実際の街並みに近い形でマップや観光地のようなマップが作成され、国内外から多くの人々が参加しています。渋谷区ではバーチャル渋谷区、渋谷区議会なども作られているそうです。今はVRのゲームなどもあり、新たな聖地としても大田区を利用していただくこともできると思いますが、いかがでしょうか?大田区の街並み、風景、雰囲気を遠方の方にも知ってもらう良い機会にもなります。このような技術を大田区の街巡りを通じた観光施策にも生かし、マイクロツーリズムの視点で近郊の方々の誘客につなげたらいかがでしょうか?④

 

VRは主にゴーグル(ヘッドセット)をつけて、FPSと呼ばれる射撃ゲームのような一人称視点、自分の視点で仮想現実の世界を見ることができます。空港などの広大で迷いやすい施設などの案内としての利用はもちろん、大田区の歴史的な建造物、風景や繁華街などの建物の保存、再現にVRCHATなどを活用を検討できないでしょうか?実際の建物や街並み、風景の維持は大変ですが、こうした技術を使うことで物理的な制約の少ない文化保存が可能になります。今、白黒で駅前に展示されている昭和の街並み、大田区の文化、伝統、こうしたものを一人称視点で見て回ることもできるのです。文化、施設、街並みの再現、保存としてのVRの活用について見解を伺います。⑤

 

 

 

※答弁概要は放送などが公開され次第追記します

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