ブログ | おぎの稔 | 大田区議会議員 公式HP - パート 66
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Jul 11, 2017

【こぼれ話】選挙の中でこそ、フェアプレー精神を

今回は先日のアゴラの記事についてです。

記事に詳しく書かれているので、そちらもご参照ください。

 

選挙の際、特に党の幹部や党首級が来る大きな街頭活動の際は、主要勢力間で「●月✖日何時、A駅で使わせて頂きたい」等と連絡を取り、事前に調整します。

 

さて、選挙戦の中で大切な場所取り、人も時間もない中、出来れば徹夜で場所取り・・といった不毛な事は避けたい。

その為に事前調整をするのですが、何せ一週間を超える期間で10を超える陣営がひしめき合い、文書だけでなく、時に電話でのやり取りもある。

勘違いや行き違いも起きるし、新勢力や調整に手の回らない陣営もあります。

 

 

アゴラの記事より引用

大田区は世田谷区と並んで、定数が最も多い「8人区」。当然、候補者も乱立気味になるため、区内の主だったスポット、たとえば蒲田駅前あたりは土日に党重鎮クラスをお迎えしての勝負イベントには人気になるわけで、これが自由競争だったら、ただでさえ忙しい選挙戦にあって、徹夜の場所取りなど不毛なことをお互いにすることになる。どんなやりとりをしているのか、頼み込んで一端だけ見ることができたのだが、各陣営の担当者間で日程表をメールで共有し、希望の場所・時間帯を書き込み、バッティングしたら交渉しあうという流れのようだ。

もしかしたら、「談合みたいじゃないか」と厳しい事を言う人もいるかもしれないが、私はそうは思わない。前述の関係者は「党の違いはあれど、人間関係、信頼関係は損なわないよう、フェアにいきたい。いくら戦いとはいっても、なんでもありの不毛なことばかりが横行すれば、結局、建設的な議論は出来なくなってしまう」と指摘していた。私もこの考えに賛同する。一人でも多くの有権者と対話し、政策を磨き、ネットでの発信を充実させるといった本質的なことに少しでも注力できるわけだから、事前に紳士的に話し合うこと自体は、権謀術数が渦巻く政界であっても必要な「フェアプレー」だと思う。

 

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Jul 5, 2017

大田区はコスプレ発祥の地ですよね?と区長に質問しました

こんにちは。大田区議会議員のおぎの稔です。

当選以来、私は大田区産業会館でコミックマーケット(1978年 コミケ8)が開催されていた頃にコスチュームプレイ、いわゆる「コスプレ」という言葉が使われだしたという経緯から、大田区が発祥の地の一つと言えるのではないか?と「コスプレ」について議会内外で取り上げてきました。

代表質問の全体の時間の中でこの分野に割ける時間は短い為、今までの委員会質疑等の内容を改めて松原大田区長にお聞きする形になりましたが、区長の口から「コスプレ」について公的な場で言及をして頂いた事は意義のあることだと考えています。

 

区長の答弁は

 

コスプレ文化の発祥の地の意義についてのご質問でございますが、大田区においては区政70周年に合わせた賑わい創出の為のイベント事業の募集にコスプレ団体が選定されました。

区の様々な事業を推進する中でコスプレを始めとしたポップカルチャーについても、その観光的要素について研究をしてまいります。

 

と短い文章ではありましたが、お読みいただければわかる通り、大田区がコスプレ発祥の地の一つであることを前提にしています。

議会で議論を積み上げていく事の大切さを改めて感じました。

(写真は2016年12月の京急蒲田のコスプレイベントで松原大田区長と)

 

 

日本SF大会でのマスカレードやそもそも昔からある仮装などの文化を否定するのか?という意見もあるでしょう。

勿論、そうした伝統・経緯を否定するつもりはありません。

 

あくまで、昨今、取り上げられるような日本のマンガ、アニメ、ゲームのキャラクターに扮するいわゆる「コスプレ」についての話だとご理解ください。

 

さて、コスプレは日本のマンガ・アニメ・ゲームなどのキャラクターの格好をするといった事から始まり、今や国内外のマンガ・アニメだけでなく映画やCMなど幅広いキャラクターの格好をする事で、多くの方に愛されています。

 

コスプレを町おこしや観光、産業との連携などの視点からもっと地域や行政とリンクできないか?

また、コスプレを行いやすくしていく事がニッチな分野からではあるが、多様性の担保に繋がっていくのではないか?

そういった想いもあり、コスプレを推し続けてきました。

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Jun 30, 2017

マンガ「あなたの大切な一票を活かしてください!」

選挙は大切だって、何千何万回言われるより、あなた(の一票)が大切だ。

誰かがそう言ってくれたら、それだけで投票に行ける。

 

 

 

 

 

いよいよ、7月2日は東京都議会議員選挙の投票日です。

皆様の権利である選挙権を是非、行使して頂きたい。

それは、自分が政治家であり組織に所属しているからというのも勿論ありますが、それだけでなく皆様の想いを直接、国や自治体、政治の世界に届ける事が出来る、大切な機会だからでもあります。

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Jun 29, 2017

自治体から始める「表現の自由」の守り方。

こんばんは。おぎの稔です。

今回は先日の大田区議会平成29年第二回定例会で、会派を代表して本会議で松原区長に質問を行った内容の一つ、区民の権利としての言論・表現の自由についてご報告いたします。

 

先日、作家・百田尚樹氏の講演の中止騒動に続き、今度は江東区社会福祉協議会の主宰するイベントで精神科の香山リカ氏が行う予定だった講演が中止になりました。

美術、文化施設においては、先日群馬県立美術館で作品撤去騒動が起き、森美術館の「会田誠 天才でごめんなさい」展においても作品撤去を求める抗議騒動が起きました。

 

また、公共施設の話とはずれますが、志摩市公認のキャラクターだった「碧志摩メグ」が、抗議を受け市が公認撤回をする騒動が起き、人工知能学会の学会誌の表紙に描かれた女性キャラクターに対しても大量の抗議が寄せられるなどの騒動も起きました。

 

抗議もまた権利であり内容などについて批判、議論が起きるのもまた民主主義の健全な機能です。

しかしながら、脅迫じみた抗議や担当者が精神を病みかねないほどの抗議をおこなうなど、暴力的に言論・表現の場を奪う事は健全な社会と言えるでしょうか?

 

こうした騒動の背景には、インターネットやSNSの発達により、自治体や文化施設、その他団体などのイベントや発表等が、検索しやすく目につきやすくなったことも要因の一つにあるでしょう。今までは、その地域の方や関係者などにしか広まらなかった情報が、ネットを通じて全国・全世界に広がるようになった。

メリットも大きいですが、それとは別の側面への対応を施設管理者や自治体は考える必要があります。

 

代表質問において、私は大田区の姿勢を問うと共に、脅迫や恫喝にも近い抗議が来るであろう昨今の流れを踏まえ、直接抗議などへ対応する職員への研修などの強化も要望しました。

日本国憲法第12条には「この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によって、これを保持しなければならない。」とあります。

こうした姿勢を質疑の場や様々な場でその自治体の議員が質し、問題提起を行っていく事も、不断の努力の一つに入ると私は考えます。

国会では法律を審議しますが、私が対応した大田区産業プラザPiOの利用の話など、地方議員が対応すべき課題も山積しています。

自治体から始める、表現の自由の守り方の一つは、関心を持つ議員を一人でも多く議会に送り出す事です。

 

現在、行われている東京都議会議員選挙、他、様々な選挙や政治の場についても、関心を持っていただき、表現・言論の自由を守る議員を議会に送り出して頂きたいと思います。

 

 

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Jun 28, 2017

「オタクの戦い」東京都の非実在青少年問題を振り返る 

 

皆様、こんばんは。大田区議会議員のおぎの稔です。

今日は、漫画家の野上武志先生に作画を担当していただいたマンガと共に、2010年の東京都青少年健全育成条例(非実在青少年)問題を振り返ります。

 

当時、私も現場で、都議会議員の方々や行政を相手に走り回っていました。

無茶もしたかなと思います。

 

クールジャパンと持てはやされる日本社会でマンガ、アニメを規制しようなんて、にわかには信じがたいと思います。

しかし、僅か7年前、そうした表現規制に対する反対の動きがメディアでも取り上げられ、大きな騒動になった。

 

エログロナンセンスと言われるような、誰もが目を背けるようなものから表現規制は始まります。

 

だからこそ、当時、ちばてつや先生、永井豪先生、里中満智子先生等も都議会に集まり、※最大会派だった都議会民主党と折衝を行い、記者会見も行いました。

※2010年当時

 

簡単に概要をまとめたマンガなので、詳しくは当時の記事や資料を参考にして頂きたいのですが、その空気を感じて頂ければ幸いです。

あの戦を経験し、戦い抜いた一人として、表現の自由を守るために今後も活動をしていきます!

 

 

 

参考記事:

漫画・アニメの「非実在青少年」も対象に 東京都の青少年育成条例改正案 (1/2)

[ITmedia] 2010年3月9日

アニメ・漫画のキャラクターも「非実在青少年」として「不健全」性の基準に含める東京都の青少年育成条例改正案の審議が近づく。ネット上では反対の立場から行動が起きている。漫画の現場からは「日本の表現が窮屈になる」といった懸念が出ている。

 

漫画表現の規制と社会規範 官に「拡大解釈」の歴史あり

朝日新聞 2010年12月7日

 

 

 

 

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Jun 26, 2017

おぎの稔日常マンガ 都議選編1~2話公開中

皆さん、こんばんは。

おぎの稔です。現在、行われている都議会議員選挙。

とはいっても、何処を選べばいいの?今、どういう状況なの?という事に対して、参考になればと思い、漫画を作成しました。

是非、ご覧いただければ幸いです。

 

〇第一話 (全6P)

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Jun 22, 2017

オタクな議員おぎの稔の日常漫画「おぎのと政治」スタートします

皆様、こんばんはおぎの稔です。

さて、私は政治家になる前から、漫画を使って政治をしっかりとPRしていきたいと考えていました。

その活動の一環として、漫画を毎月発行していく事になりました。

 

オタク?な議員、おぎの稔の活動を、アラカルト形式でゆるく伝えていきます。

こちら、最初は無料で公開していきますが、後々、有料での販売へと移行をしていく予定でもありますので、宜しくお願いいたします。

 

お楽しみに!!

作品の閲覧・販売等はノートで行っていきますので、是非ご確認ください。

 

現在

〇都議選編①

 

〇TENGAを医療機器に漫画版

元記事はこちら

TENGAを医療機器に!?大田区から世界へ、アダルト雑貨の挑戦

 

〇商店街編

 

を公開しています。続きはリンク先から読めますので是非、ご覧ください!

https://note.mu/ogino_s

トークイベント、マンガ紹介HPは➡こちら

 

 

Jun 22, 2017

中央防波堤、調停申請。進むか?大田区の領土問題。

こんばんは。おぎの稔です。

長年の懸念事項だった、大田区・江東区の領土問題、解決に向け、大田区・江東区、両区の区長が会談し、都に調停の申請をする意向をお互いに確認し合いました。

問題の前進に向け、両区が足並みをそろえた形になります。

 

申請には、区議会での議決が必要になる為、大田区議会でも審議されることになります。

また、改めてご報告します。

 

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Jun 16, 2017

平成29年大田区議会第二回定例会 代表質問文面

本会議での質問の様子

※後ろは岡元副議長

 

大田区議会 平成29年第二回定例会

新会派「たちあがれ・維新・無印の会」を代表し、議員になって初めての代表質問に立たせて頂きました。

松原大田区長や津村教育長から答弁を頂きました。

 

会派の別の議員の意見や質問案も頂きながらの合作です。とても素晴らしい経験もさせていただきました。

会派の皆様、区の皆様本当にありがとうございます。

 

色々と反省点もありますが、とても勉強、課題も見つかりました。

反省も活かしながら、引き続き、議会活動に邁進してまいります。

大田区議会 HP

平成29年第2回大田区議会定例会の質問者・質問事項が決まりました

 

区長や教育長の答弁は後日、個別の課題ごとのブログにて掲載します。

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Jun 15, 2017

意識を共有して変えていく。地域猫活動の例

※画像は政策マンガ第10弾より

 

こんばんは、おぎの稔です。

早速ですが、下の2枚の画像をご覧ください。

大田区が設置している「猫のエサやりについて」の看板を付け替えたものです。

 

①変更前

 

②変更後

 

どこが変わったか、皆様はお分かりいただけたでしょうか?

従前の看板には「地域猫を減らす為の活動」とあり、変更後は「飼い主のいない猫を増やさない為の活動」となっています。

 

地域猫活動というのは、避妊・去勢手術を行い、地域で猫の面倒を見ていく活動です。

繁殖しないのですから、猫はいずれは減っています。

しかしながら、目の前の猫を減らす為に、兵糧攻めのような活動をしているわけではありません。

 

不用意な繁殖を避け、虐待、衛生面の問題なども考え、保護猫活動に熱心な方などを中心に、地域やみんなで猫の面倒を見ていく。

にも拘わらず、元々の表記では地域猫=野良猫のような誤解を招く可能性がありました。

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