マニフェストスイッチの検証結果をご報告します。
無所属 前大田区議会議員のおぎの稔です。
4年前、大田区議会議員選挙に立候補するにあたり、早稲田大学マニフェスト研究所主催の「マニフェストスイッチプロジェクト」に参加しました。このプロジェクトは、政策の4年後の「検証」を念頭に「わかりやすく」「具体的に」「はっきりと」公約をお示しすることで、政策本位の選挙の実現を目指したものです。
今月行われる大田区議会議員選挙を前に、4年前から見て、実際にどうなったのかの検証結果を公表します。公約や訴えを言いっぱなしで終わらせず、また実現しなくてもどう行動したのか、などなど活動の一端を有権者の皆様にお示しするサイクルを作ることで、政治の信頼回復や政策本位の選挙の実現の一助になればと考えています。
(他の議員も書いていますが、特に検証等主催団体からは行われないようなので、自身の主観が入ってしまいますがこちらに記載します)
以下、2015年の大田区議会議員選挙前に登録したおぎの稔の登録マニフェスト➡こちらからもご覧いただけます
【解決したい課題】
様々な課題に対する相談窓口があるが、電話や窓口対応のみ、時間も平日の9時から17時、18時に終わってしまう場合が多い。
これでは様々なライフスタイルや困難を抱えた方の声に対して適切な対応ができているとは言えなず、また、住宅地が増える中、新たな住民の暮らしのニーズへの対応が遅れている。
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政策マンガ27弾 自殺対策から考える大田区の課題編
おぎの稔政策マンガ27弾
自殺対策から考える大田区の課題編
①
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こんにちは。おぎの稔です。政策マンガ27弾は以前、ブログでも取り上げました自殺対策から見る大田区の課題です。
マンガは漫画アシスタントの聖月様に作成頂きました。下の説明にも述べていますが、こうした数字、状況を改善するには、区の職員、管理職だけでなく区長の強力なリーダーシップが必要です。
大田区は基礎的自治体としての福祉・命への投資が弱い!?
特別区という違いはあれ本来、大田区の役割は市町村と同じく住民に密着した基礎自治体です。大田区には約4000人の職員がおり、人口も72万人規模と大規模で簡単にはいかないのかもしれませんが、基本を忘れてはいけません。
一つの例として自殺対策の名目で実施されている、様々な悩みを抱えた方に寄り添う「ゲートキーパー(GK)研修」の他区との比較を上げます。上の画像がその、一部抜粋です。
人口約73万人の大田区の一年の履修者は、240人。一方で人口25万人の港区は、995人。人口近い足立区は645人、江戸川区は785人、練馬区は 335人、人口約28万人の目黒区が365人、およそ人口が大田区の半分の新宿が248人となっています。皆様、如何お考えですか?大田区より人口の多い世田谷区が101人と比率で見ても数字で見ても、大田区がワーストというわけではありませんが、他区と比べて多いとも言い切れません。
次に、区職員のGK研修の履修率です。大田区は9.4%となっています。他区では港区は73.4%、人口の近い足立区は82.5%、江戸川区が 40%、練馬区も21.2%でした。大田区より少ない自治体も勿論ありますが、低い数字であるといえると思います。
実際に自殺対策に先進的に取り組んでいる、足立区ではGK研修は3400名いる職員の3年目の必修となっており、中級、上級研修もそれぞれの職層の必須科目となっているそうです。足立区の8割を超える履修率の要因には職員個々の意識だけでなく、区全体の意識、首長のリーダーシップも関係しており、研修参加者数、職員履修率を見ても課題は明らかです。
今後の課題は孤立と孤独!?
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ご希望の方におぎの稔から選挙ハガキをお送りします。
「選挙ハガキ」をお送りします!是非、お申し込みください!
こんばんは。無所属 前大田区議会議員のおぎの稔です。
いよいよ、戦が間近に迫ってきました。今回は組織の支援も党の支援もない、完全無所属での戦いになる為、しがらみのないボランティアの皆様によってなんとか支えて頂いています。個人献金も1月から改めて募集を行い約50万円頂きました。本当に感謝しております。
さて、既にご覧になった事のある方もいらっしゃるかと思いますが、選挙の時には「選挙はがき」というものを陣営は送ります。候補者のプロフィール、政策、訴えなどが主です。
ご希望される、大田区民の方、また区内事業所の方がいらっしゃいましたら、お問い合わせフォーム よりお申込みください。その際、ご意見・お問い合わせ欄に「選挙ハガキ送付希望」とお書きください。
メール「info★(あっとにかえる)ogino.link」でも構いません。件名に「選挙ハガキ送付希望」とお書きください。ハガキの規格は普通のハガキサイズ。おぎの稔の訴えや政策などが載っています。
選挙ハガキは出せる枚数が決まっているのですが、まだ余裕もあります。ご本人だけでなく、友人、知人、ご親戚、ご家族の紹介でもOKです。頂いた個人情報は厳密に保管、管理致します。宜しくお願い致します。
※締切は4月15日月曜日12時までと一旦させてください。
選挙運動用通常はがき
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公職選挙法(昭和25年法律第100号)第142条第1項の規定に基づき、公職の候補者(衆議院の比例代表選出議員の候補者は除きます。)が無料で差し出すことができる通常はがきです。
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通常はがきは、当社が発行する郵便はがきのほか、私製する郵便はがきがご利用いただけます。
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差し出しに当たって、一般の通常はがきとは区別するため、当社が定める郵便局において所定の表示を受けていただきます。
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公職の候補者に対し通常はがきを交付する郵便局、及び政党その他の政治団体に対して通常はがきを販売する郵便局はこちらをご覧ください。
●日頃の活動はこちら
前大田区議会議員 おぎの稔公式HP
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大田区で自死遺族支援の事業化が決定しました。
こんにちは。おぎの稔です。今回は私が取り組んできた大田区での自死遺族支援について、一つ形になりましたのでご報告いたします。
先日、成立をした大田区の平成31年度予算で、自死遺族支援のためのわかちあいの会の予算化が決まりました。
この間、区内の自死遺族の方からも色々とお話を聞かせて頂きましたが、今までは都の自死遺族支援のリーフレットを配布するといった形だった大田区の取組が、こうして進むようになってきたのは大変にありがたいです。 地域猫対策もモデル事業。自死遺族支援もモデル事業とまだまだとっかかりですが、今後も大田区でこうした事業が進んでいくように、私も引き続き、仕事をさせて頂きたいと思っています。
同時に、東京工業大学といった区内にある大学とも連携して自殺対策への啓発も決まりました。以前質疑でも取り上げましたが、今後は特に若い人にむけた自殺対策の啓発として、インターネットGKの導入を求めていきたいと思います。
※2018年9月足立区にて 位置情報をONにしたうえで、足立区内で特定のワードで検索をすると広告が表示されます。
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様々な課題当事者が議会にいる必要性ー当事者と地方議員ー
おぎの稔です。今回、当事者と地方議員というテーマの企画に協力を行わせて頂きました。私は第4回の記事に掲載されております。
政治山様による、全5回の連載。それぞれ、LGBT(性的マイノリティ)、シングルマザー・貧困、不登校。引きこもり・発達障害、てんかん、自死遺族・派遣社員・非正規雇用の経験のある人間が超党派で企画に参加しております。
以下引用
4年に一度の選挙シーズン。地方自治体選挙にも注目が集まっていると思います。ちょうど、4年前の2015年の統一地方選挙の際には、渋谷区長選に立候補を表明した長谷部健氏(現区長)が、LGBT(性的少数者)の方々へのパートナーシップ制度導入を掲げて全国的な話題にもなりました。また、選挙といえば子育て中の親であることや、出身校、地元育ちかどうかや、資格や職歴など候補者のもつパーソナルな部分も特徴の一つとして、候補者のウリにされることも多くあります。私たちは自治体、議会をどう考えるべきでしょうか?
今回は、人によってはマイナスの要因として見られることもあった課題・特性を持った5人の方に取材しました。中にはそういった課題と社会の共存の難しさを、実際に経験してきた方もいます。それぞれ、LGBT(性的少数者)、高校中退、引きこもり、非正規雇用、産後うつ、シングルマザー、発達障害、自死遺族、てんかんといった特性を抱えている皆さんです。
課題を抱えながら社会をどう考えていたか、選挙に出て、議員となって何を感じたか?なぜ当事者が必要かを答えていただきました。
今回、お話をうかがった方は東京都の区議会議員ばかりになりました。人の流出入も多く、町内会の力も縁も薄くなっている大都市東京で、地方議会はどういった役割を果たすべきでしょうか? 国会のような大きなテーマでもなく、首長のように強大な決定権を持つわけでもない自治体議員とは? そこに様々な課題の当事者がいることで何が起きるのか?自治体や選挙を身近に考える一助となればと思います。
第一回 [当事者と地方議員]LGBT―石坂わたる中野区議(無所属)
第二回 [当事者と地方議員]シングルマザー・貧困―三次ゆりか江東区議(あたらしい党)
第三回 [当事者と地方議員]高校中退・不登校―山本たかし中野区議(立憲民主党)
第四回 [当事者と地方議員]発達障害・てんかん・自死遺族―おぎの稔 前大田区議(無所属)
第五回 [当事者と地方議員]派遣社員・非正規―おぐら修平足立区議(立憲民主党)
今回、政党の垣根を越えて、超党派で私を含む5人の政治家(前職含む)がそれぞれの課題との向き合い方、議会での活動、なぜ当事者が必要かを答えています。投票には様々な視点、理由があると思いますが、皆様がお住いの自治体の議員、候補者に関心を持ち、選択する際の一つの視点の参考になれば、と思います。
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公務員の公私は?ロシアのSNS運動がもたらすもの
こんばんは。おぎの稔です。本日は、SNSとプライバシーについてお話をさせて頂きます。先日、ロシアで、女性教師の水着写真を巡り、以下のような騒動が起きました。
>ロシアで、女性教師(38)が自身の水着姿の写真をオンライン上に投稿したことがきっかけで、退職に追い込まれるという出来事があった。これに反発した教師数千人が、ビキニや下着姿の自身の写真をソーシャルメディアに一斉に投稿し、抗議運動を展開した。
>報道によると、ある保護者からの苦情を受けて女性校長が教師を呼び出し、「売春婦のような格好をして小児性愛を助長している」と非難して退職を迫ったという。これを受けて、他の教師らが支持を表明するメッセージを添えた自身の写真を次々に投稿。
サンクトペテルブルク(St. Petersburg)の音楽教師は、「模範とされるべきじゃない? 健康的な38歳の女性が極寒の中で体を鍛えているのだから」「これがなぜ、生徒に害を及ぼすの? 私はバルナウルのこの先生を支持します!」とつづり、ビキニ姿で日光浴をしている自身の写真を投稿した。
写真共有アプリ「インスタグラム(Instagram)」には1日までに、「教師だって人間だ」とロシア語で書かれたハッシュタグを付けた投稿が1万5000件以上寄せられた。
この件は、教師のSNS利用やプライベートといった事に一石を投じる話だと思います。以前、私は公務員の同人活動(自分で書いた本をフリーマーケットで売るようなものとお考えください)についても、ブログで書いたことがあるのですが、SNSの流行もあり、立場を超えて様々な選択肢が増えている今、副業禁止の話とは別に、労働者、公務員のプライベートを私たちはどう考えていくべきでしょうか?
法令、立場、職務上の遵守事項、勘案しなければならない事は沢山あります。SNSで話題になったいわゆる「バイトテロ」のような不適切動画投稿。企業に損失を与えるようなものであれば、当然法的な責任にも議論が及びます。先日、世田谷区の年金機構の事務所長が匿名アカウントでのヘイトスピーチを理由に更迭されるというニュースも流れました。ヘイトは当然許されませんが、匿名アカウントによるものをどこまで個人と紐づけるべきでしょうか?作家の過去のヘイト発言問題、また、立憲民主党の公認候補が過去のヘイト発言を理由にと、公認を撤回されるなど、特に今、ヘイトスピーチに対して社会が厳しい目を持っているからこそ、何がヘイトなのか、どこまでの処分なら適切なのか慎重に議論が必要と思います。
ヘイトの話は長くなるので、このあたりにしますが、インターネットやSNSを通じて、社会問題や政治が動くようになった昨今。公務員、神職者、政治家だけにとどまらず、世界中で、市民一人一人が情報発信をし、つながる事の出来る社会の中、法律に縛られない範囲での余暇、休日をどう過ごすか?プライベートでのやりとり、匿名での活動他、趣味や一個人としての地域、社会貢献活動。職務の間は職務に集中して頂く一方で個人と組織の紐づけをどう考えるのか?
そうしたSNSなどへの投稿をどう捉えるのか?杓子定規にならず、柔軟に考えるべきだと思います。皆様、如何お考えでしょうか?
〇参考
日本の僧侶が投稿、「#僧衣でできるもん」動画がネットで拡散
>福井県内の40歳代の男性僧侶は昨年9月、「運転操作に支障を及ぼすおそれのある」ことを理由に、僧衣を着ての運転で警察に交通反則切符を切られた。僧侶は法事に向かう途中だった。
この僧侶は反則金6000円の納付を求められたが、「法事に行けない」として支払いを拒否したという。
反則切符を切られた男性僧侶への支持表明に、インターネット上で仏教界の一部が立ち上がった。
〇「ヘイトスピーチ」で更迭 年金機構・世田谷事務所長
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「け22a」博麗神社例大祭にサークル参加します。
おぎの稔です。冬コミに続き、5月5日に開催される、第一六回博麗神社例大祭にサークル参加が決定しました。場所は東京ビッグサイト西ホールです。
サークルスペースは
け22a サークル「オタギイン」です。
既刊を持って行きます。間に合えば簡単におまけ本を。十六と書かれると十六夜咲夜さんが思い浮かびますが、基本、妹紅中心です。
当日、どういう立場になっているかわかりませんが、また皆様とお会いできればと思います。どうぞ、宜しくお願い致します。
既刊
「焼鳥屋さんの気になる政治」
藤原妹紅メイン
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発達障害当事者である事を公表しました。
発達障害当事者である事を公表しました。
こんにちは。前大田区議会議員のおぎの稔です。
政治山様の連載企画、当事者と地方議員の第4回に、発達障害、てんかん、自死遺族の当事者として掲載されました。私が診断されたのはADHDとASD。コンサータという薬を飲んでいます。診断を受けたのは今年になってからです。
記事はこちら➠[当事者と地方議員]発達障害・てんかん・自死遺族―おぎの稔 前大田区議
私が今までかけてしまったご迷惑、また失敗は障害のせいではありません。社会人としてもまた、政治家としても見識が不足し、脇が甘い所も多分にありました。そこに更に特性、課題を自ら自覚せず、コントロールできなかった事が積み重なってしまったのだと思っております。発達障害という課題だけではなく、私自身未熟な人間であり、社会人としてもまだまだ学ばなければならない事が沢山あります。深く反省をし、自身を見つめ直さなければなりません。
この間、多くの方に厳しく、また暖かいお言葉も掛けて頂き自身の社会生活の中で欠けていた事、見落としていた事を改めて、教えて頂きました。感謝に堪えません。生涯の財産として受け止めさせて頂いております。また、受け止めるだけでなくこの教訓を決して忘れずに、しっかりと社会人としての務めを果たしてまいります。
さて、私も今まで、自身の課題を議会で取り上げ、施策の前進にと努めてきました。てんかん患者である事、自死遺族である事、非正規(日雇い派遣)などを経験した事を元にお話をさせて頂く事がありましたが、今回は、発達障害についての報告です。「発達障害」だという意識はありませんでしたが、一度集中してしまうと他の事が目に入らなくなること、原因の判らない睡眠不足、「他人の気持ちがわからないと言われる事」や、「何を考えているか判らない」、「他人事」、「当事者意識の欠如」だと揶揄される事も何度もありました。自分の限界もわきまえず、多くの課題や出費、仕事を一人で抱えて、手が回らなくなるなり、迷惑を掛けてしまう事も、一度や二度ではありませんでした。
医師の診断を受け、薬を飲むことで過度な集中や、注意力の分散といった事はだいぶ、コントロールが出来るようになってきたと思います。また、課題を診断されたことで自分の中でも、自己の分析。自分はこういう失敗をする人間なんだ、と認識を出来るようになりました。
発達障害という意味では私自身、薬を飲み始めたばかりで、自分の持つ課題特性と向き合い始めたばかりです。一方で、課題や失敗という意味では多くの事を経験させて頂きました。 大人の発達障害は20人に1人と言われています。子供の頃から付き合って来た「てんかん」は100人に1人。自死遺族は全国に300万人以上、機能不全家庭、非正規雇用や日雇い雇用経験者は相当な数になるでしょう。また、捜査機関から事情聴取を受け、また被害者と直接お話をしてきた人間もそういないと思います。
私は、そうした方々と同じ悩みを共有し、解決策を模索し、共に考えたい。課題を抱えていても生きられる、失敗をしてもやり直せる、そういった風に社会を変えるために、また仕事をさせて頂きたいと思っています。
自殺対策や自死遺族支援についても、ようやく遺族支援はモデル事業の予算化がきまり、自殺対策も様々な分野で少しずつ、大田区の取組を前進する事が出来たかなと思います。様々な課題の当事者として、当事者の目線で、また似たような課題を持つ方の声を拾うために、今後も皆様のご指導を頂ければ幸いです。
平成31年4月7日 前大田区議会議員 おぎの稔
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好きな事を好きと言える社会に。知人と初音ミクの結婚式
こんにちは。おぎの稔です。昨年の冬の事になりますが、知人と初音ミクとの結婚式に参加させて頂きました。「二次元(空想)のキャラクターとの結婚」とメディアで取り上げられた事をご記憶の方もいらっしゃると思います。
多様性と言う言葉が持て囃されて久しいですが、幸福や愛は家族関係は人の数だけありますので、様々な形があっても良いのかと思っています。当初、ショーやイベントのような形で開催するのかと思いましたが、本当にしっかりとした「結婚式」を挙げられていました。式場側の理解と協力もあったのだと思います。
空想のキャラクターとの結婚。法律で認められたわけではなく、制度があるわけでもないのですが、数年前に議論になったLGBT(性的マイノリティ)の方のパートナーシップ制度の是非といった、現実の人間同士のお話から、空想の登場人物にまで考えが及び、実際に式場で結婚式を挙げるようになったことは素晴らしいと思っています。
キャラクターを独り占めするといったお話でもなく、ある意味ファン活動の形の一つとしての愛の示し方、表現の形とみる事も出来るのではないでしょうか?
ポリティカルコレクトネスなどのお話も最近はよく指摘されるようになります。個人の権利の侵害、またはそのバランスという事は慎重に考えなければいけませんが、日本が好きなものを好きと言える社会であり続けてほしいと思っています。
色々とご苦労もあるかと思いますが、頑張って頂きたいなと思っています。ご結婚おめでとうございます。
もっと個人を大切に!自殺対策から見る大田区の課題!
大田区は基礎的自治体としての福祉・命への投資が弱い!?
特別区という違いはあれ本来、大田区の役割は市町村と同じく住民に密着した基礎自治体です。大田区には約4000人の職員がおり、人口も72万人規模と大規模で簡単にはいかないのかもしれませんが、基本を忘れてはいけません。
一つの例として自殺対策の名目で実施されている、様々な悩みを抱えた方に寄り添う「ゲートキーパー(GK)研修」の他区との比較を上げます。上の画像がその、一部抜粋です。
人口約73万人の大田区の一年の履修者は、240人。一方で人口25万人の港区は、995人。人口近い足立区は645人、江戸川区は785人、練馬区は 335人、人口約28万人の目黒区が365人、およそ人口が大田区の半分の新宿が248人となっています。皆様、如何お考えですか?大田区より人口の多い世田谷区が101人と比率で見ても数字で見ても、大田区がワーストというわけではありませんが、他区と比べて多いとも言い切れません。
次に、区職員のGK研修の履修率です。大田区は9.4%となっています。他区では港区は73.4%、人口の近い足立区は82.5%、江戸川区が 40%、練馬区も21.2%でした。大田区より少ない自治体も勿論ありますが、低い数字であるといえると思います。
実際に自殺対策に先進的に取り組んでいる、足立区ではGK研修は3400名いる職員の3年目の必修となっており、中級、上級研修もそれぞれの職層の必須科目となっているそうです。足立区の8割を超える履修率の要因には職員個々の意識だけでなく、区全体の意識、首長のリーダーシップも関係しており、研修参加者数、職員履修率を見ても課題は明らかです。
今後の課題は孤立と孤独!?
平成21年~26年 大田区内全自殺者数は865名。(男性612名、女性253名)20代~60代は全ての年代で男性自殺者は女性の倍以上です。同居人の有無でも男女の差が明確に出ており、同居人ありの場合が20代から60代まででは約2倍の差であるのに対し、同居人無しでは自殺者は20代で男性が7倍、30代で2倍、40代で8倍、50代で10倍、60代で3倍となっています。
孤独を抱えた、あるいは社会的に重圧を負いながら、周囲に相談をしづらい立場の方は男女ともに多くありますが、特に男性に顕著なのだと思います。そういった中、先日、「2020年に単身世帯4割に」とのニュースが流れました。日本は少子化、高齢化と共に「超単身社会」になります。一人一人に寄り添える社会が、個人を大切にする社会への転換が必要です。
巨大開発、ハコモノ投資から命・福祉の予算へ!
大田区は様々な大型開発に力を入れています。蒲蒲線計画、羽田空港跡地購入、連続立体交差事業もありました。勝海舟記念館も作られました。そういった開発、ハコモノ全てを否定はしません。しかし、先日は、氷河期世代の方の問題にも触れさせ得て頂きましたが、これからの時代はそうした開発と、区民一人一人、特に手が足りていない若者、現役世代の方にどう寄り添っていくのか、様々な課題を抱えた方と区はどう向き合っていくのかといった視点が大切になります。羽田空港を抱えた交通の拠点としてだけでなく、暮らしやすさ、住みやすさでも他の自治体に負けない、開発だけでなく人出を増やし、大田区に定着させる努力を。その為にしっかりと、個人個人の生活に予算を使って行くべきだと思います。
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