DOUJIN JAPAN2020?ビッグサイト会場問題続報
こんばんは。おぎの稔です。以前から、ビッグサイト問題について大枠の情報は以前から流れていましたが、正式に関係団体から情報が発表されました。
同人誌だけ、オタクイベントだけの話でもありません、造形物や就職説明会、展示会産業、セミナー様々影響はありますが、今回は主にオタクイベントを中心に解説します。
コミケ:2020年の会場問題が決着 GWに前倒し開催へ
以下 引用
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2020年の東京五輪で東京ビッグサイト(東京都江東区)の利用が制限される問題で、20年夏に開催予定だった日本最大の同人誌即売会「コミックマーケット(コミケ)98」の開催時期が、ゴールデンウイーク(GW)に前倒しされることが23日、明らかになった。コミケがGWに開催されるのは初めて。
「DOUJIN JAPAN2020(仮)」と題したプロジェクトの一環として開催する。コミケを主催するコミックマーケット準備会に加え、他の同人誌即売会やキャラクターコンテンツの展示即売会をしている計7団体が連名で発表した。開催の詳細は後日発表する。
同プロジェクトは19年から20年にかけて全国で展開されるといい、「多くの訪日外国人の方々に同人誌を中心とするオタク文化をアピールするとともに、これまでとは異なる空間も創出することで、日本独自のサブカルチャーを結集し、情報を発信していきたい」としている。
コミケは、1975年に始まったマンガや小説、ゲームなどのさまざまなコンテンツを扱う同人誌即売会。現在は8月と12月の年2回開催されており、毎回50万人以上が訪れている。2018年と19年は従来通りの開催予定だが、2020年の8月は東京ビッグサイトが五輪のプレスセンターなどに利用されるため、コミケの開催が危ぶまれていた。
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引用終わり
大田区議会の質疑でも触れましたが、あくまで「ビッグサイト会場問題」は「コミケ」だけの問題ではなく、展示会、ひいてはビッグサイト以外の公的施設も巻き込んだ、東京、関東全体の大きな課題です。コミックマーケットさんだけの問題に集約して、事態を解決した気にしたいわけではないのでしょうが、知事の突然の発表など都側の進め方にも疑問があります。
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おぎの稔冬コミ情報3日目(日)東テ17a「オタギイン」
こんばんは。おぎの稔です。
告知が遅くなりましたが、冬のコミックマーケット(C93)の新刊の情報を記載させて頂きます。
政治家が実名で発行する議員や政治、選挙を巡るマンガ本です。
3日目(12月31日日曜日)
東テ17aサークル「オタギイン」
新刊:地方議員の事情本 (C93新刊)600円
既刊:地方議員の日常本vol.2 (C92発行) 600円
メロンブックス様で書店委託も始まりました。
https://www.melonbooks.co.jp/detail/detail.php?product_id=326339
comic ZIN様でも書店委託開始しています。
http://shop.comiczin.jp/products/detail.php?product_id=35223
●新刊
●既刊
冬コミで皆さんとお会いできるのを楽しみにしております。
当日は寒さが予想されるので、防寒対策もしっかりとなさってくださいね。
無事に年を越すまでが冬コミです。
お品書き
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制度化に向けて、大田区での地域猫活動
こんばんは。おぎの稔です。
先日、大田区議会で質問した「地域猫活動の制度化」についてご報告させて頂きます。
いわゆる「地域猫活動」は飼い主のいない猫対策であり、糞尿などの環境被害の防止を始めとした、望まない猫の繁殖による住環境の悪化防止、弱い命を大切にする事により命の大切さを育む情操教育、人と猫(動物)との共生社会の実現などの一環として、各地で行われています。
地域における飼い主のいない猫対策については、ボランティア等の民間の活動のみに終始している自治体もあれば、制度として行政が何らかの形で関わりを持っている自治体もあります。
私は「地域における飼い主のいない猫対策」を大田区で制度化するべきだと考え、議会での質問を重ねてきました。大田区も各自治体の事例の研究、調査を行ってきた事もあって、今回、議会での制度化に向けて提言に繋がりました。
今後も制度化の実現に向けて、動きを議会の側から注視していきます。
●登録ボランティア型とモデル地域型
東京都下の自治体での地域猫対策制度は、おおまかに2種類あります。
一つは登録ボランティア制度。
地域において、行政が定める「飼い主のいない猫対策指針」等に基づく活動を行っている方を「登録ボランティア」として登録、行政が登録ボランティアの活動を支援し、地域における飼い主のいない猫対策を推進する制度で練馬や渋谷、荒川区等はこのような形をとっています。
メリットとして、猫ボランティアの方の身分が保証される事、個人のボランティアの方の活動がしやすい事。
デメリットとして負担、苦情などが集中しやすい事、時間の経過とともに地域とのトラブルが起こりやすい事が挙げられます。
もう一つはモデル地区制度。
飼い主のいない猫の問題を地域の環境問題としての視点に立ち、地域団体や地域住民達で作る団体が主となって、地域住民の理解と協力の下で、猫の適正管理、対策を行っていく制度で、品川、中野、板橋区などが採用しています。
メリットとして、活動に対して地域住民の協力が得られやすい事、個人の負担を軽減し、分担できる事、地域コミュニティが生まれる事。
デメリットとして地域住民、団体の理解を得るまで時間がかかる事、猫ボランティアの方個人、活動への支援が行われにくい事が挙げられます。
それぞれ一長一短で、制度が適した自治体、そうでない自治体もあるかと思いますが、私は大田区には後者の「モデル地区制度」が適していると考えます。
理由として、大田区は地域ごとの特色が強く、また町会自治会や商店街などの地縁団体が機能している自治体であり、地域猫対策を地域に根差した活動へと結び付けていく事が出来るからです。
モデル地区制度は、松原区長の掲げる「地域力」にも合致します。
●制度化の必要性と効果
今回の質問に至るまで、地域猫活動を始め、動物愛護活動を行っている個人、団体、施設の方と意見交換を行い、実際に保護活動の現場を見てきました。
その中で、活動が知られていない事、自治体からの認証、お墨付きを得てない事といった理由から、動物愛護活動をする方が直面する問題や地域の抱える課題についてお聞きする中で、制度化の必要性を感じていました。
制度化が行われ、活動が承認され、自治体や地域が協力していく事で、地域猫対策はもっと進んでいくだろうとの想っています。
登録ボランティア制度にしてもモデル地区制度にしても、行政が認可し支援をする以上、一定のルールが存在するため、自由さは無くなるかもしれません。
しかしながら、行政が認可し支援をする活動にしていく事で、活動が一般化され、様々な方が参画しやすく、また活動や活動への支援、広報、啓発への予算などもつけやすくなっていきます。
飼い主のいない猫対策を、大田区の地域の課題として捉え、今後も提言を続けていきます。
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聖地会議20「現役オタク議員に聞く ツールとしての議員」
夏に行われた日本SF大会でご一緒させて頂いた聖地巡礼プロデューサーで、埼玉県アニメイベント「アニ玉祭」総合プロデューサーを務めた事もある、柿崎俊道さんの発行する聖地会議20に私との対談が収録されています。
タイトルは「現役オタク議員に聞く ツールとしての議員」
アニメ等の聖地巡礼やコンテンツ振興、はたまた大田区のコスプレイベント、議員としての関わりなど色々とお話をさせて頂きました。
「聖地会議」は聖地巡礼・コンテンツツーリズムのキーマンと聖地巡礼プロデューサー柿崎俊道が対談する冊子です。
今までも官民問わず、様々な方と聖地巡礼、町おこしなどについての対談が行われておりますので、ご興味ある方は是非。
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政策マンガ15弾「蒲蒲(新空港)線編」
こんばんは。荻野稔です。
政策マンガ第15弾は、蒲蒲(新空港)線についてになります。
先日、ブログで現在の状況と懸念をご報告したところ、様々な反応も頂きました。
蒲蒲線・新空港線計画については、区からも地域・団体への説明も行われ、区民に向けた広報なども区庁舎やパンフレット、イベントなどで行われてきました。
事業者や自治体、国の負担の問題、運営主体の課題、沿線の課題など様々な課題もあり、交渉中の事やこれからでないとできない事があり、現時点で答えられない事も多くあることは私も認識をしております。
ですが、そうした状況にありながらメリットや今後の大まかな展望を広報・PRし過ぎた事も課題ではないかと思っています。
九州でのフリーゲージトレインの実験失敗、計画の収支、工事費への懸念。
蒲田周辺、また多摩川線沿線への影響、運行本数の課題などの「デメリット」「懸念」については交渉中の事等で答えられない、実際にまだ決まってない。
でも「蒲蒲線(新空港線)は良い事業」、「大田区、首都圏の発展に寄与する」・・・では、特に影響を受ける地域の方から不安の声が出るのは致し方の無い事です。
マンガにもあるように、松原区長からも「不安を払拭できるよう、整備主体とともに、より丁寧な説明を行ってまいります。」との答弁を頂きました。
東急多摩川線・池上線沿線民として、引き続き、議会での議論に参画していきます。
★先日のブログ
蒲蒲線(新空港線)はまず、地域の不安の声に応えよ
●関連ブログ
●代表質問
●蒲蒲線
蒲蒲線(新空港線)はまず、地域の不安の声に応えよ
多摩川線沿線は?蒲蒲線(新空港線)計画と経済効果。
●過去の政策マンガはこちら
大田区議会議員 おぎの稔公式サイト
実際の所、大田区はどう思ってるの?聖地巡礼とコスプレ
こんばんは。おぎの稔です。
大田区議会で取り上げたコンテンツツーリズムやコンテンツ産業、ポップカルチャーの支援についてご報告いたします。
聖地巡礼やコンテンツ産業、また大田区が発祥の地の一つとメディアでも取り上げられている「コスプレ」について、区はどのように認識をしているのか?
質疑&答弁は、ブログ下記に載せておりますのでご参照ください。
・ロケ地支援について
昨年公開された、シン・ゴジラの舞台の一つが大田区だったことは皆様、ご記憶かと思います。特にゴジラの第二形態、通称「蒲田君」の何とも言い難い造形も合わさって話題となり、大田区も銭湯などと連携し、企画をおこないました。
シン・ゴジラ以外にも昨年以降、多くのドラマなどの撮影が大田区で行われている事も、答弁で明らかになりました。
具体例を挙げられるまで、恥ずかしながら大田区が舞台とは知らなかった作品もあり驚きました。
私の事務所は武蔵新田にあるのですが時折、商店街や新田神社さんで撮影が行われているのを目にします。
大田区が様々な作品やメディアに登場する区であるとの認識も広めていきたいと考えています。
・ポップカルチャーと行政
コスプレは大田区だけでなく、23区でも豊島区、中野区。都道府県では愛知県や大阪府、沖縄県を始め多くの自治体で行政との何かしら協力をしたイベントが行われていますが、コスプレ以外にも、マンガ、アニメ、ゲームなどのポップカルチャーと関連したイベントが、様々な自治体や団体の協力の下で開催をされるようになりました。
単発のイベントを予算を掛けて行っていけば良いというわけではなく、そのイベントを通して何を期待するのか?
住民にどのようなメリット、効果があるのか?も重要ではありますが「マンガやアニメは人々を繋げる為の魅力的な交流ツール」との大田区からの返答にある通り、こうしたポップカルチャーも認識が広まり、地位が向上してきたように感じています。
特に羽田空港を擁する大田区は国際都市を標榜している事もありますので、若い方を中心に国内外との交流ツールとしてどのようにポップカルチャーを活かしていくのかも重要な視点になっていくのではないでしょうか?
コスプレについて、区の側から「撮影会を目にするようになってきた」との答弁には少し驚きましたが、メディアでも取り上げられてきた事で「大田区」と「コスプレ」が結びついてきたのではないでしょうか?
観光・文化の視点からも集客力のある魅力的なコンテンツであり、今後も取組を進めていくという前向きな答弁も頂きましたので、文化や観光振興、街の賑わい、交流といった視点から、今後もポップカルチャーやコスプレ、聖地巡礼については取り組み、提言を進めていきます!
せっかくなので、自身のコスプレ写真を。実際に参加しています。
写真は以前の蒲田西口商店街様のイベントで行った、アンデルセン神父(ヘルシング)のコスプレ
別のコスプレ時のメイク中の画像。カラーコンタクトに初挑戦でした。
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SNS発のトークイベント、共催を得て来年も走り抜きます!
こんばんは。おぎの稔です。
5月から友人でライターのてらけい氏と開催をして来ました、SNS発のトークイベント「おぎの白饅頭トークイベント」は昨日、16日に第4回の開催を行い、無事に終了いたしました。今年は27日にビッグサイト会場問題をテーマにした特別編のイベントを残しておりますが、そのイベントを最後に、本年の開催は終了となります。
「おぎの白饅頭トークイベント」は、インターネット上で特に話題になるポリコレ(ポリティカルコネクトレス、政治的正しさ)等の社会問題、特に表立って声を上げづらいテーマについて、ゲストと録音、撮影禁止の場で語り合うトークイベントであり、5月から隔月ペースで4回、開催をして参りました。
この度、日本政策学校様とご縁があり、共催で来年からはこのトークイベントを開催していく運びになりました。今まで以上にたくさんの方と、しっかりと話し合い、議論をしながらも今まで通りのゆるく楽しい場を維持していくよう、努力をしてまいります。
SNSを起点したこうした場が、どのような動きに繋がっていくのか私自身もとても楽しみです。党派、政党、議会の枠を超えて様々なテーマを楽しみながら学んでいきたいと思っておりますので、関心のある方は、是非ご参加ください。
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ビッグサイト会場問題についての勉強会を開催します。
おぎの稔×白饅頭トークイベント 【冬の特別編】
『オリンピック・パラリンピックと会場問題、現状と課題のおさらい』
★日時:2017年12月27日(水曜日)
19:00~21:00(開場:18時45分)
★ゲスト:木曽崇(国際カジノ研究所 所長)
著書:「夜遊びの経済学 世界が注目するナイトタイムエコノミー」(光文社)
★場所:大田区産業プラザPiO 6階D会議室
(東京都大田区南蒲田1丁目20−20)
★会費:無料
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大田区議会議員の議員報酬、4年増加!?
本日、議案が可決された事により大田区議会で区長、区議会議員、大田区行政委員会の委員、大田区監査委員、大田区教育委員会教育長等特別職の報酬・給与等が4年連続で改定、給与・報酬の増加が決まりました。
区議会議員では月額800円、ボーナスが約5万円の増となります。
(議長・委員長等の報酬額も増加)
当選前の2014年末から4年目連続での増加です。(2015年に増加分を違法にならない形で社会福祉団体などに寄付させて頂きました)
では、区民の皆様の生活はよくなっているでしょうか?
景気は本当によくなっているでしょうか?
この段階での報酬増加は区民の皆様のご納得を得られないのではないでしょうか?
厳しい事を言うようですが、自ら自分の待遇についての議案を提出できる区長、議決できる議員、また特別職についてはより一層厳しい態度、慎重な考えが必要だと思います。
その点からも区議会議員他、特別職の報酬増加については反対をさせて頂きました。※
今後も区議会内での議論を重ね、費用の削減・情報公開の促進に努めてまいります。
大田区議会 第4回定例会・区長提出議案
報酬・給与関係は92号から97号議案
http://www.city.ota.tokyo.jp/gikai/honkaigi_iinkai/honkaigi/h_29/4teirei/2904kuchoteisyutu.html
職員の給与アップについての議案は、昨年までは反対をして来ましたが、今回は会派を新たに組んだこともあり退席をさせて頂きました。(棄権と表示されます)※
大田区議会平成29年第4回定例会一般質問
(写真後方は岡元副議長)
こんばんは。おぎの稔です。
平成29年大田区議会第4回定例会で一般質問に立たせて頂きました。
そのご報告です。答弁などは後日改めてテーマごとにご報告いたしますが、地域猫対策の制度化、会場問題等オリンピック・パラリンピックが大田区に与える影響、色覚異常へ配慮したカラーユニバーサルデザインの導入の3つを取り上げました。
本日が32歳の誕生日という事で、多くの方から励ましやお祝いのメッセージを頂きました。
いつも、本当にありがとうございます。
初めて本会議で質問に立たせて頂いた時はまだ20代でした。
誕生日に本会議場で一般質問の機会を頂いたのも何かのご縁でしょうか?
今後も初心を忘れず議会活動に励んでいきます。
大田区議会 HP
http://www.city.ota.tokyo.jp/gikai/
以下 質疑本文
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