Oct 15, 2021

大田区議会令和3年第3回定例会閉会しました

大田区議会議員のおぎの稔です。今週、大田区議会令和3年第三回定例会が閉会。令和2年の一般会計歳入歳出決算、各特別会計決算も認定されました。

私からは、自身が初当選した時から、6年間で決算が1000憶円増えていることを指摘。コロナや五輪だけでなく、今後の少子高齢化、孤立無援社会への対策、区民の方一人一人が自分らしい生き方を選択し、幸福を享受できる社会であるようお訴えしました。議会が終わり、落ち着いたと思えば解散、来週からは総選挙も始まります。

無所属区議会議員の立場ですが、色々と活動もしていきます。

引き続き、ご指導をよろしくお願いします。

<本会議 討論>

皆さん、私で最後になりますので、もう少しだけお時間をいただき、お耳を傾けていただければと思います。‘
東京政策フォーラムは、只今上程されました第54号議案令和2年度大田区一般会計歳入歳出決算、他3件の決算の認定に賛成の立場から討論させていただきます。
今回の決算では歳入が3581億円余、歳出が3506億円余、差し引きが7億5千万円余、繰越が3億6千万円余となっております。予算額との差を見ると68億円余増えており、また、取りやめた事業もありますので、実際にはもっと大きな額が使用されていますが、新型コロナウイルス対策においても多額の予算がかかっていることがわかります。過去にない感染症対策、コロナ禍の中での大変な舵取り、その
苦労の一端が、この決算からもわかります。コロナ対策に関わった全ての皆様に改めて感謝いたします。引き続き、新型コロナウイルスによるこの苦難を乗り越え、社会がもう一度元の安定を取り戻すよう、引き続きのご尽力をお願いいたします。

さて、私が初めて大田区議会議員選挙に当選したのは平成27年。6年前の2015年となります。
その時の決算が平成28年この議場で審議されました。当時の歳入決算額は2573億1千万円余。歳出決算額は2446億6千万円余となっておりました。6年間で約1000億円、決算額が増えています。先日、すぎやまこういちさんがお亡くなりになりました。ドラゴンクエストなどのゲーム音楽を作曲されていた作曲家の方です。五輪の開会式でゲーム音楽が使用されたことは皆さま、ご記憶に新しいと思いますが、時代は変わるものだなと思います。杉山こういち様のご冥福をお祈りします。
今回の決算を見ると、歳出で多い項目を見ると、福祉費は1518億3千万円余、総務費が1099億円3千万円余、教育費が306億円余となっており、約44%が福祉費となっております。コロナ禍やオリンピック・パラリンピック、国の話題で見えづらくなっていますが、少子高齢化、2035年には国民の4割が単身になるなどと言われている孤独孤立社会の到来他、以前からある社会的な課題も依然としてあり、それら五輪やコロナで消えてくれるわけではありません。むしろ、コロナ禍が起きたことで、状況はより悪くなるのではないかと思っています。
私も引き続き、大田区議会議員としてこの場で訴え続けるつもりであります。坂の上の雲を追っていた、一億総中流モデルの時代から、多様と言えば聞こえがいいですが、わかりやすい正解のない、ルーツも違い、個人個人の生き方、幸福の形が皆違うのが当たり前なモデルなき時代になり、大田区、行政も様々な役割、仕事を求められてい来ます。そうした社会で区民の皆様の幸福を追求できる、大田区に暮らす方、一人一人が自分の生きたいように生きられる社会を担保できる大田区であるよう、また、魅力ある都市として選ばれる大田区であるよう願いまして討論を終えます。

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