香川県のネット・ゲーム依存症対策条例への抗議声明
こんばんは。大田区議会議員のおぎの稔です。一部メディアでも話題になっている香川県のネット・ゲーム依存症対策条例について、私も言論・表現の自由についてや漫画・ゲームなどのコンテンツ産業振興などを応援する立場の議員として何度も課題点を取り上げてきましたが、昨今、条例の中身以前にパブリックコメントの扱いや条例検討委員会などの情報公開について大きく課題がある事が明らかになりました。よって、超党派の地方議員で抗議声明を出す事といたしました。
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香川県ネット・ゲーム依存症対策条例を巡る手続きに対する抗議声明
香川県議会が制定を目指しているネット・ゲーム依存症対策条例(以下本条例)については、各議会の自主性の範囲内であると考えるところであるが、手続きの面で大いに疑問が残る。議会においては手続きの適正が重要であるところ、これをないがしろにすることは議会制民主主義への信頼を脅かすものであり、厳に慎まれたい。 よって、下記の点につき抗議するものである。
記
1、条例策定の検討過程があかされず極めて不透明である。
2、パブリックコメントが恣意的な運用をなされている疑いがある。
3、パブリックコメントにおける賛否の表明はパブリックコメントの趣旨を逸脱している。
4、パブリックコメントの内容が審議にほとんど反映されないのは不当である。パブリックコメントの趣旨を形骸化させる取り組みは断じて許されるものではない。
5、傍聴等が制限されているのは知る権利を阻害している。
以 上
オタク議員集団 (順不同) 3月17日14名になりました!
大田区議会議員 おぎの稔(無所属)
渋谷区議会議員 鈴木けんぽう(無所属)
世田谷区議会議員 薗部せいや(都民ファーストの会)
荒川区議会議員 夏目亜季(NHKから国民を守る党)
中野区議会議員 森たかゆき(立憲民主党)
岐阜県垂井町議会議員 太田 佳祐(無所属)
国立市議会議員 藤江 竜三(無所属)
尚、ゲーム依存症と利用時間制限、不登校や引きこもりなどの問題については私も明日、3月17日大田区議会予算特別委員会で質問させて頂きます。時間は14時30分頃から10分程度になります。ご関心ある方は是非、大田区議会まで足をお運び頂ければ幸いです。
こちらは条例素案の中身について、ゲーム利用時間制限や引きこもり・不登校との関係について、おぎの稔がメディアの取材を受けました。合わせてご覧ください。
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