Apr 15, 2019

大田区議会議員候補おぎの稔の1期目の取組

2019年の大田区議会議員選挙に立候補しました、おぎの稔(33歳無所属)です。

2015年に当選させて頂いてからの取組と実績を振り返り、皆様にお伝えさせて頂ければと思います。私個人の力ではなく、他会派の皆様、行政の皆様のお力あっての事ではありますが、少数会派として形に囚われず、様々な課題を取り上げてきました。

〇課題を抱えた方の生きづらさの解消に向けて

私はこれまで、自身もてんかんを抱えて生きてきた事や、障害者支援にもNPOで携わった経験から、教育や社会生活の面で、とりわけ見た目で判断できない疾病や課題を持った方への支援、配慮を訴えてまいりました。

教育長からは「ご指摘の精神障害や内部疾患など、見た目では判断しにくい困難を抱えた方々の生きづらさや、逆に、その困難を乗り越え前向きに生きる姿に学ぶことも、児童・生徒が見落としがちな人々の存在に気づかせ、また、みずからの生きる力の育成につながる大切な取り組みと考えます。」とも答弁を頂き、当事者への支援だけでなく当事者の存在を認め、共生をする為の教育の推進などにも力を入れてきました。まだまだ、課題も多い分野ですが、着実にあゆみを進めています。

参考ブログ➠見た目で判断の難しい持病等への教育の必要性を訴えました。

様々な課題当事者が議会にいる必要性ー当事者と地方議員ー

〇大田区の奨学金制度の拡充

2016年に大田区独自の奨学金制度の拡充が実現しました。それまでなかった、専攻科・通信教育課程にも区の奨学金の貸し付けが行われるようになると、制度の範囲が拡大しました。

当選して、まだ一年という中で、通信教育で大学に通う当事者としてもとても嬉しい出来事でした。

 

参考ブログ➠大田区奨学金貸付条例改正!通信・専攻科にも奨学金が!

〇地域猫対策の制度化・予算化

当初、大田区では飼い主のいない猫対策(地域猫対策)はボランティアさん任せ、自己負担まかせでなかなか行政との連携が出来ていないところでした。実際にボランティアをされている方、大田区とも意見交換を重ね、卓の状況なども鑑みながら、質疑を重ねてきたところ、平成31年の予算で、モデル事業としての区の地域猫対策の推進事業が成立しました。

 

参考ブログ➠大田区で地域猫対策に予算が付きました。

〇避難所への携帯電話・スマホ充電器の導入

2016年の事です。携帯電話やスマートフォンの所持が当たり前の事になって来た昨今、避難所の運営、また早期の連絡による混乱の抑止の為にも、携帯電話やスマートフォンの充電器の配備は必要不可欠と考え、質疑で取り上げました。それまでの大田区の避難所の備品には入っていませんでしたが、質問の場で導入していくと部長答弁。特に条例改正などはなくとも、現在の備品購入予算の中で対応していくとの事で、対策が進みました。

参考ブログ➠「情報」も重要。大田区内の避難所に携帯充電器の導入決定!

〇マンション防災備蓄倉庫設置義務化

都のマンション実態調査によれば大田区は賃貸、分譲ともに世田谷区に続いて23区内で2番目にマ ンションの数の多い区となっています。

この調査はマンションの定義が「3階建てで2戸以上」となっている為、小規模マンションも含んでおりますが、大田区が23区内で有数のマンションを抱えた区であるというこ とは疑いはありません。

また、大田区の世帯数におけるマンション戸数の割合も、2010年には23.92%、 2013年には26.25%と年々増加をしており、3割に届く勢いとなっています。今後ますますマンション 住民の増加は予想され、防災、子育て、生活支援とあらゆる分野でマンション住民に対する施策の強化が必要不 可欠になっていく中で、ライフライン停止に伴ういわゆる高層難民と言われる問題への対策は重要な課題であると認識をし質問をしました。

 

参考ブログ➠マンションへの防災倉庫の設置義務化が実現しました

 

〇超党派の若手議員グループで児童虐待防止対策強化を都知事に申し入れ

 

2017-2018年度におぎの稔が事務局次長を務めた東京若手議員の会。その児童虐待防止プロジェクトで、自民党、公明党、都民ファーストの会、立憲民主党、国民民主党の議員と、視察や勉強会を何度も重ね、要望書を作成。小池百合子東京都知事に提出しました。(荻野は当日欠席)

参考ブログ➠小池都知事に児童虐待防止について提言を行いました!

 

〇地方議員年金制度復活阻止の意見書の提出

以前、廃止された地方議会議員年金、また現在、議論が行われている議員を厚生年金などの公的年金に加入させる新しい形の議員年金について復活に反対する意見書を会派を超えて区議会本会議に提出しました。

参考ブログ➠地方議会議員年金の復活反対の意見書を提出しました。

 

〇自死遺族支援の制度化

自死遺族として、我が事の話でもあります。自殺対策については様々な実態、調査についても質問。大田区内の男性、女性の自殺者の割合の差。また、同居人の有無での差についても取り上げました。

(※平成21年~26年 大田区内全自殺者数は865名。(男性612名、女性253名)20代~60代は全ての年代で男性自殺者は女性の倍以上です。同居人の有無でも男女の差が明確に出ており、同居人ありの場合が20代から60代まででは約2倍の差であるのに対し、同居人無しでは自殺者は20代で男性が7倍、30代で2倍、40代で8倍、50代で10倍、60代で3倍となっています。孤独を抱えた、あるいは社会的に重圧を負いながら、周囲に相談をしづらい立場の方は男女ともに多くありますが、特に男性に顕著なのだと思います。)

遺族支援も、都の支援策の紹介に留まっていたところを、他区と同様に事業化、平成31年度予算でモデル事業として「分かち合いの会」の設置が決定しました。

 

参考ブログ➠大田区で自死遺族支援の事業化が決定しました。

 

他にも、多摩川線沿線出身の議員として、たまちゃんバスや蒲蒲線について何度も取り上げてきたり、他多くの区民の皆様からのご要望にも対応してきたことなど、たくさんありますが福祉、若者、生きづらさの解消を中心に1期目は活動してきました。引き続き、仕事をさせてください。無所属、33歳。私、おぎの稔に皆様の力をください!

 

 

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