おぎの稔政策マンガ第8弾 自死遺族支援編
昨年の決算特別委員会で質疑した自死遺族支援についてマンガにしました。
なかなか、人の生死にかかわる問題をマンガにするのは難しい部分もあると思うのですが、自死遺族当事者の私だからこそ、語れるのではないかと思い、作成しました。
前回のブログ
若者の自殺の現状と自死遺族支援の為の体制整備について
元になった決算特別委員会の質疑
遺族として自殺対策強化を大田区に訴えました。
①
②
③
ゲートキーパー研修、他、自治体の様々な取組で自死、自殺対策そのものを前進しています。
ですが、置き去りにされがちな課題に自死遺族支援があると思っています。
確かに、年間ベースの自殺者は3万人から2万5千人に減りました。
ですが、自殺者は生き返りません。
毎年のペースは減ったものの、自殺者、自死遺族、また自殺をしてしまった友人、知人を持つ関係者は増え続けています。
先日の私の質疑でも明らかになりましたが、平成22年から26年まの大田区の5年間で、区内全自殺者718人の内、同居人有りが416人(構成比57.9%)無しが293人(構成比40.8%)、不詳が9人(構成比1.2%)となっており、後追いによる自殺者も5年間で6人います。
自死遺族、周囲への支援も重要な課題なんです。
また、5年間の区内全自殺者718人の内、自殺未遂歴有りが110人、無しが376人、不詳が232人という状況で、自殺未遂歴のある方は全体の15.3%となっています。
未遂歴のある方への適切なケアも重要な課題になります。
<自殺フォーラム>法改正で対策を積極的に
こちらのフォーラムに参加をしたまとめは別途、後日まとめるつもりですが、自殺対策基本法の改正案では、自死遺族支援、自殺未遂者支援、学校でのいじめ対策、経済、労働問題等、大掛かりな転換がなされており、その国法に改正に対する自治体の取組も非常に重要になってきます。
私は、家族を失った自死遺族として、自殺を止め、自死遺族や周囲の方の悲しみを少しも和らげる取組の前進を今後も大田区で訴え行きます。
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