Oct 4, 2022

裁判についてのお知らせ②

こんにちは。大田区議会議員のおぎの稔です。先日、こちらでも報告した裁判についての続報です。

裁判についてのお知らせ

 

本日、11時から東京地方裁判所で高橋尚吾(しょうご)氏から私、荻野稔のTwitter投稿が名誉毀損や侮辱であるとして訴えられた裁判の第一回口頭弁論が行われました。8月30日の予定日が調整となり、本日の開廷となったところです。

冒頭、原告側の弁護士から、原告である高橋氏本人が本日出廷したい旨があり、本人の到着を待ってたところですが、11時の開廷時間になっても現れなかったため(結局、本日は現れませんでした)、11時から若干遅れてスタートしました。スタート前、原告側の弁護士が「高橋さんいませんか?」と傍聴席に呼びかけておりました。私も裁判所に行き、傍聴席に座っていたので原告の高橋氏の弁護士から「高橋さんですか?」と聞かれました。私の隣の方にも聞かれていたので、原告の方と直接の対面でのコミュニケーションはあまりなされていなかったのかもしれません。

裁判が行われ、原告、被告側の代理人がそれぞれ訴状や答弁書に沿って意見を述べ裁判官からもいくつか確認がありました。

 

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・原告 高橋尚吾

原告訴訟代理人 弁護士法人杉並民事家事商事法律事務所(法人受託)

弁護士 石川一成 

弁護士 田中 史郎

弁護士 浦川 祐輔 ※訴状には代理人としての記載あり、後に辞任

 

・被告 荻野稔

被告訴訟代理人 弁護士 関根 健児 (四季の風総合法律事務所)

 

 

原告は、松戸市議会に原告が出した請願について、私が行ったいくつかのツイートによって社会的評価を下げられ損害を負ったとして名誉毀損と侮辱で300万円の支払いと謝罪文の掲載を求めております。

 

原告が問題とした私のツイートに対してですが、原告は主に、原告が松戸市議会に出した請願の原本が「二重線や手書きの修正ばかりだったもの」への評価と指摘、「請願議員に対して市議会で大声を出したこと」「請願議員が怒鳴られたと言っていること」への評価や指摘、「当事者の了解を得ずに請願を出したこと」への評価と指摘を問題視し、それにより、原告の社会的な評価を下げられたと訴えを起こしております。

 

原告が松戸市議会に出した請願が「二重線や手書きの修正ばかりだったもの」、「請願議員に対して大声を出したこと」「請願議員が怒鳴られたと言っていること」については、原告である高橋氏本人が、ツイートで認めていますし、訴状にも実際の請願文が添付されています。また、原告のツイートの「当事者の了解を得ていない」についても、松戸市議会の質疑に対して請願紹介議員がそのことを認めており、市議会の議事録にも残っています。

被告(荻野)は、根拠ある事実に基づく真実をツイートしたものであり、また原告自身、真実であることを認めており、「事実に反する著しい名誉棄損及び侮辱」などの事実はないというのがこちらの主張です。

 

こちらからは、上記のような主張を行うとともに、事実関係、また争う内容をより正確に確定させるために、求釈明事項を裁判所に提出し、裁判所から原告側に対し、いくつかの内容を次回までに説明するよう求めがありました。

次回は11月末にWEBを使った「書面による準備手続き」が行われますが、こちらは非公開となります。引き続き、進展がありましたらご報告していきます。

また、引き続きご支援も受け付けております。どうぞ、よろしくお願いいたします。

 

 

追記①:訴訟のカンパについて 11月15日

こちら(⇒https://ogino.link/2022/08/10203/

で募集させていただいたカンパですが8月~10月の合計で約97万円集まりました。詳細は振り込み等の時間差もあり、改めて収支報告書で記載させていただきますが、代理人弁護士への着手金(支払い済み)及び、最初の地裁での裁判についてはある程度弁護士費用(報酬)としての裁判を戦う費用に充てることができる金額が集まりました。皆様、本当にありがとうございます。今回の訴訟に対する寄付については必要な額が集まりましたので、一旦こちらで締めさせていただければと思います。本当にありがとうございました。

次は11月末の準備手続きになります。地裁で決着がつかず、更に次の裁判に進む場合はまた、時間も費用も掛かってしまい、改めてご協力をお願いすることになるかもしれませんが最後まで戦っていきます。

追記②:2022年12月

11月に弁論準備が行われました。今回の原告の書面では、こちらの主張について認否がされていないので、それをあきらかにしてもらうよう求める書面を出しました。次回は1月中旬です。

追記③:3月

1月16日に弁論準備。2月24日にも弁論準備として、非公開の形でお互いの主張に対する反論、意見などが行われました。いくつかのやり取りの後、現状は、こちらの主張に対して次回までに高橋氏側が書面で反論するということになっています。先方がちょっと長めに準備期間ほしいということで、次回期日は、5月16日15時となっています。統一地方選挙の後までずれ込みそうです。

 

追記④10月

この間も、上記の弁論準備による論点整理が進んでいます。9月11日午前11時にも行いました。公開での裁判の期日などが決まりましたら、また告知いたします。

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