こぼれ話:大田区役所1階の鈴は「希望の鈴」
大田区議会議員のおぎの稔です。本日は大田区役所本庁舎1階についている鈴についてお問い合わせを頂きましたのでご回答いたします。
実は鈴のすぐ近くの壁に、詳細がありました。こちらの鈴は「希望の鈴」と呼ばれ、平成13年に株式会社北嶋絞製作所様より、大田区に寄贈されたものです。
写真のように、しっかりと吊っておりますので、耐震も大丈夫との事です。区役所の壁には、以下のような説明が掲示されています。
「希望の鈴」
「希望の鈴」の誕生は、神社から鈴の制作を依頼されたことから始まります。
鈴が完成していく過程でイメージがどんどん大きく膨らみ、大田区を訪れる方に「大田区の工業技術力・実力とちょっと粋な遊び心」感じとっていただける物をと思い制作しました。
~制作者 談~
【制作工法】
最も職人の技を必要とする加工技術の一つヘラ絞り工法
雄型のみを使用し、円形の金属板を回転させヘラと呼ばれる工具を使って絞り(型に押しつけるように伸ばす)形をつくっていく技術です。雄型、雌型の2つを使用するプレス加工にくらべ、ヘラの力加減など非常に高い技術力が要求されます。この鈴は、およそ2mmの厚さまで絞っています。
この鈴を製作した北嶋絞製作所は、ジェットエンジンの外型を絞る会社としてよく知られています。HIIロケットのブースターの先端部分もこの工場でつくられました。最先端技術等を支える、熟練技能者の卓越した技術を持つ、日本でも有数の工場です。
希望の鈴
寄贈 株式会社 北嶋絞製作所 平成13年10月
如何でしょうか?大田区はものづくり、町工場の街だという宣伝は行われてきましたが、こうした掲示が区役所に行われているとその区の特色として判り易いですね。他にも様々な本区の特色、イメージの発信を行っていける区役所であり、区民の皆様にとって利用しやすく、職員の皆様にとって働きやすい区役所であるよう、今後も声を上げていきます!
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