政策マンガ第9弾「学校での持病への啓発について」
政策マンガ第9弾は学校での持病への啓発・理解についてです。
漫画の中でも触れていますが、学校現場で予防のできない、難しい病気や障害に認定されないハンディキャップについて、触れる機会は一部例外を除きありません。
周囲の助けが明らかに必要な場合は、担任の先生、保護者等との協議のうえ、クラス全体で理解を求める場合もありますが、例外的です。
困難を抱えた子供たちがいながら、文部科学省の学習指導要領が「予防と健康の増進」と定めているから、扱えない。
そんな杓子定規で本当に良いのでしょうか?
勿論、生活習慣病、感染症、性病・・・といった予防のできる病気を予防する知識を教えるのも必要です。
しかし、自分たちの抱えた特性、困難によって苦しむ子供たちをこそ、学校で、社会で、共に理解していく環境を作っていかなければならないのではないでしょうか?
制度上、社会上、なかなか福祉の枠組みにおいて救われない、健常者とのはざまで苦しむ方々。
私の患っているてんかんのような疾患だけでなく、色盲、ぜんそく、あるいは虐待等のトラウマ、身体的・精神的様々な困難を抱えた方がいます。
そうした方々の抱えた困難、ハンディキャップを無視するのではなく、共に認識し、理解し合っていく事が社会の役割だと私は思っています。
てんかんについて、触れさせていただきますが、私自身、子供の頃は自分の病気を「最悪の事態を起こしてしまった犯人が抱えている病気である」という認識しか持てず、クラスメイトにも話す事が出来ない辛い思いをしました。
困難を抱えた子供たちを、学校で、社会で孤立させない。
個人情報、病気について触れてほしくない、知られたくない、そうした個人個人の想いについても配慮をしなけれならず、どのように取り扱うのか、課題も多く、一筋縄ではいきませんが、情熱を持って、取組を続けていきます!
元になった質問はリンク先からご覧頂けます。
学校現場での持病への理解・啓発について質問しました。
http://ogino.link/2016/03/2624/
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