Feb 12, 2020

PiOやアプリコ、総合体育館は?災害時の施設利用について

 大田区議会議員のおぎの稔です。本日は昨年大田区議会の定例会で質問した、災害時の大田区内施設の利用についてご報告します。台風19号の際に問題となりましたが、大規模なイベントなどが開催される施設で、災害時のイベント開催の是非の判断で悩むことは多くあると思います。大田区で言えば大田スタジアム、大田区総合体育館、区民プラザ、アプリコ、産業プラザPiOなどが該当すると思いますが、規模も大きく準備にも時間を費やした分、ギリギリまで主催者は悩みます。

 地震や火災のように発災後の対応となる場合と、今回のようにこれから災害が来ると判っている場合でも対応が違いますが、大田区民の生命を守るために重要な避難所等の役割を担う施設もあり、避難所不足という問題が露見した大田区にとってみれば、災害時の既存施設活用は、必要不可欠です。

 区側が早めに判断をする事で主催者側も決断しやすく、特に費用面などの調整がされることは重要です。今回は問題提起といった形でしたが、今後もこういった課題に取り組んで参ります。

 

 

 

【質疑】

 続けて、災害時の区内施設の利用について伺います。発災時、施設を使用してのイベント開催は困難です。しかし、コストと準備に時間がかかった分、被災者側がぎりぎりまでの開催の判断を待つ事情も理解できます。特に、大田スタジアム、大田区総合体育館、区民プラザ、アプリコ、産業プラザPiOなどは判断が難しくなります。震災と異なり、事前にある程度予想される台風や大雨などの風水害の場合、主催者側からのキャンセルを待つという形になりますが、利用の取り消しという形で、「災害その他の事情により施設の利用ができなくなったとき」と、利用負担がかからない形での決まりがある施設も多いと思いますが、台風を事前に予測し、キャンセルしたが、当日の被害はそれほどでもなかったということも起きる可能性があります。この場合、災害などの事情に認定されるでしょうか。
先ほどの取り消し規定のみの施設も多いと思いますが、災害発生時、区として施設をどの段階で災害対応として、避難所など優先的に使用していくかを事前に示すことも必要です。現在は施設の管理者ごとに独自の対応をされていると思いますが、災害発生時の対応について、改めてそれぞれの施設ごとに整備が必要ではないでしょうか、見解を伺います。

 

【答弁】

私からは、台風など風水害時の区施設の利用についてお答えいたします。
区施設は、地域活動の振興や健康増進など、区民福祉の向上に資することを目的として設置され、様々な集会やイベント等にご利用いただいております。今回の台風のように事前に予測される風水害の場合は、区民等の生命を守る重要な避難所等の役割を担う施設もございます。各施設管理者におきまして、催し等の種類、規模等を考慮に入れながら、災害による使用承認の取り消しとして取り扱うか否かを適切に判断してまいります。私からは以上でございます。

 

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