罪を犯した少年少女への支援はどうあるべきか?~八王子鑑別所を視察しました~
様々な困難や課題を抱えた方たちの支援を区政におけるメインテーマの一つとして、掲げている事、私自身が若者(29歳)である事もあり、
今回は、罪を犯した少年たちの実態・支援について、八王子鑑別所に行って見聞きしてきました。
所長の小林万洋様のお話もお聞きしました。
「加害少年には、自分たちと同様に被害者も、多くの人との関係性の中で生きており、その事を罪を犯した少年たちにしっかりと認識してもらい、
他人や自分を傷つける事は、その多くの人を傷つける事である事を知ってもらう必要があるとのお話も頂いました。」
●少年鑑別所とは
少年鑑別所は、主として家庭裁判所から観護措置の決定によって送致された少年を収容するとともに、非行の原因を解明して処遇方針を立てるための施設です。
このほか、非行及び犯罪防止の専門機関として、青少年が抱える悩みについて、ご本人やご家族、青少年が関わる悩みについて、ご本人やご家族、学校の先生などからの相談に応じています。
●法律改正
H26年6月4日成立した少年院法・少年鑑別所法によって、鑑別所の法的な立ち位置、機能が強化され、業務がより明確に。
H21年の広島少年院事案※の影響もあり、少年の権利義務・職員の権限が明確化されました。
施設運営の透明化、不服申立制度の整備、保健衛生・医療の充実も掲げられ、今後、少年鑑別所を巡る環境は変化をしていくと考えられます。
※職員が収容少年を暴行していた事件
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大田区側にも響く川崎市側から騒音被害について
インターネット上でお問い合わせ頂いた大田区の六郷や羽田付近で川崎側から深夜、大きな音が聞こえる等、
騒音被害について、川崎市臨港警察署及び川崎市に問い合わせました。
簡単にご報告いたします。
場所は東扇島、東扇島東公園周辺。
考えられる要因は二つあります。
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ステージは国内法整備へ?どうなるTPP著作権条項
先日のコミックマーケットでは私もトークイベントに参加をさせて頂きましたが、様々な情報が錯そうしていた、TPP著作権条項、知財問題について、昨日、MANGA 議連のヒアリングが行われたとの事。
国会でも動きが出てきたようです。
8月にはコミックマーケット主催のTPP著作権条項を考えるトークイベントに登壇させて頂きましたが、いよいよでしょうか?
(むかって左から二番目が私です。)
NHK 首都圏 NEWS WEB 2015.8.21放送分より
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本日マンガ・アニメ・ゲームに関する議員連盟の著作権・非親告罪化についてのヒアリングに、赤松先生、福井弁護士、玉井先生、金子先生と共に、準備会共同代表安田他が参加しました。席上、現在の二次創作のもたらす日本独自の生態系についてのご説明と非親告罪化についての懸念点をお伝えしました。
MANGA 議連のヒアリング終了。TPPによる著作権侵害非親告罪化の影響は、日本政府代表の尽力で極めて限定されたものに。コミケは大丈夫、生き残る。表現の自由は、確保された。
もう少し詳しくいうなら、⑴TPPによる義務付けの範囲は狭く、⑵その範囲に限定する国内法の制定は十分に可能で、しかも⑶そうした範囲に限定する立法を、日本政府が立案する見込み。⑵まではTPPの条文で決まったことだが、今日は⑶を確認できた。コミケの関係者は、安心して創作に励まれてよい。
赤松健氏 (漫画家)
議員会館で、TPP(による非親告罪化)に関するヒアリング実施中。関係の有識者(作家・コミケ準備会・弁護士・東大教授・法学者)が、全員「コミケを守る」方向性の意見を表明。・・文科大臣や文化庁や法制局、警察の担当者も参加しているが特に異論も出ず、さすがにこれらの意見が通ると予想する。
福井健策氏 (弁護士)
「マンガ・アニメ・ゲーム議連」の非親告罪化に関するヒアリング終了。あえて曖昧さを残したと取れるTPP合意内容を受け、今後は、事実上海賊版とその周辺に対象を絞るような国内立法が重要という点で多くの出席者が一致。焦点は、果たしてその方向で実現できるかへ。
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10月はてんかん月間。100人にひとりの「てんかん」とどう向き合うか?
10月はてんかん月間です。
突然ですが、てんかんについてのクイズです。
次の5つの中からYESは何個あるでしょうか?
【てんかんとは?】
①発作で死んでしまう事がある
②こころの病気(精神疾患、精神障害)である
③感染する
④発作中は舌をかむので、口の中にスプーンやハンカチなどを入れると良い
⑤発作が起きたら、救急車を呼ぶのがベスト
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全国に先駆け?いわゆる民泊条例、大田区がパブコメ開始
ニュースにもなり、様々な議論を呼んでいるいわゆる民泊条例、パブコメの募集が本日から始まりました。
経済活動の活性化、交流、観光と共に、防災、安全、衛生、トラブル、犯罪の温床にならないかと懸念点も出ております。
私としては、安全面、マンション等での共同スペース等運用でのルールなどには厳格なルールを敷いたうえで、日数(7日以上~)を緩和するなど、滞在ニーズにあった方式も取るべきではないかと思うのですが・・・
イベント参加の為に短期宿泊・・・などでも利用できると、渡航客も増えそうなんですけどね。
旅館業との兼ね合いや、区議会でも他の委員から出されている懸念について・・・も気になります。
区民にとっても意義のある、政策にしなければなりません。
民泊については、私の所属する総務財政委員会で審議がされているため、委員会で質問を行えます。
皆様からもご意見を募集します。
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大田区からコスプレ発信!おた★かま、無事に終了しました。
9月27日に開催されましたおた★かま、無事に終了いたしました。
私もお手伝いさせて頂く&コスプレ参加させて頂きました。
コスプレの発祥の地、大田区から是非、このコスプレを定着させていきたいですね。
反省点、改善点も多々ありましたが、沢山の方にご参加頂いたこと、
微力ながらお手伝いさせて身として、感謝申し上げます。
大田区イメージキャラクター オーちゃんも参加。
近代化改修を経て、新verの法被も装着。
より大田区のキャラである事がイメージできますね。
ドーモ、オギノ=デス。
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大田区議会本会議に決議案を提出しました。
平成27年10月9日、4会派5名の大田区議会議員共同で区議会本会議に
「安全保障関連法案の採決に抗議する決議案」を提出しました。
文体は、提案者で相談の上、硬い文章ではなく区民の皆様に広く周知したい為に「ですます」のやわらかい表現に致しました。
また、多く意見の分かれる案件ですので、一人でも多くの大田区議会議員の皆様にご賛同を頂きたい事から、
反対、廃止ではなく、「採決に対する抗議を行う決議」とさせて頂きました。
私は提案者の一人として本会議で決議案を読み上げさせていただきました。
結果は賛成少数で残念ながら否決となりました。
「安全保障関連法案の採決に抗議する決議」 PDF注意
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安全保障関連法案の採決に抗議する決議(案)
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マンガ:「議員インターンシップ」インターンシップ2015夏課題
このマンガは、
おぎの稔事務所議員インターンシップ2015.夏の課題として原案をインターン生が作成した成果物です。
荻野稔事務所では夏(8,9月)、春(2,3月)の大学生議員インターンシップ受け入れを行っております。
(高校生の受け入れを行っている事務所もあるそうです。)
議員インターンシップの課題として、職業体験、社会体験的な活動もするのですが、
なにか変わった課題を行ってみようとの事で、私の特技?も活かし、マンガ作成を課題にしました。
ネーム原案作成をインターン生、私と相談、漫画家さんと打ち合わせの上、発注という形になります。
マンガ「議員インターンシップ」
ネーム原案作成:まお(2015.夏インターン生)
①
大田区議会政務活動費平成27年度第一四半期(2015.5~6分)公開しました
選挙の時にもお約束させて頂きました「政務活動費の領収証インターネット上での全面公開」。
議会事務局のチェックを終えたうえで、領収書を公開させて頂きます。
尚、本来であれば第一四半期は4.5.6月分ですが、私達新人の任期は5月1日からの為、4月分は政務活動費は交付されておらず、今四半期は5月、6月に2か月分になります。
会派として交付を受け、清算報告書を区に提出している為、実際提出分は、維新の党大田区議会の2人の政務活動費を合わせたものになります。
大田区議会議員に交付される政務活動費は月23万円になります。今回は二か月分なので46万円の交付を受けました。
領収証の画像と、補足説明を入れていきます。尚、領収証の原本は議会事務局に提出しているため、私の手元にもありません。
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遺族として自殺対策強化を大田区に訴えました。
誰も自殺に追い込まれることのない社会の為に。
平成27年10月1日 決算特別委員会 衛生費の質疑で、
・自殺対策においての現状と、現状自殺の年代一位である50代以外の区内の10~30代の若者の自殺の要因、対策について
・自死遺族への支援体制の強化、家族を自殺で失った児童の数の区は把握するなど、特に家族や友人を失った子供への支援体制構築について質問をしました。
自殺の多くは追い込まれた末の死であり、本来は防げた死です。
個人の勝手な選択ではなく、社会全体の問題として捉えて取り組んでいかなければなりません。
私自身小学生の頃に家族を自殺で失い、家族が自殺の決意をするほど追い込まれていながら、止める事が出来なかったことを15年以上にわたり、後悔し続けてきました。
自殺者は生き返るわけではありませんので、自殺者の総数が減る事は決してありません。
年間ベースでの自殺者数は減っても総数は増えるわけではありませんので、
悲しみを抱え、喪失体験をする方は増え続けていきます。
まず自殺を防ぐ事。
そして残念ながら自殺者を出してしまった場合に、その周囲の家族、友人といった方々(特に子供の)のケアにも、もっと力を入れていかなければならない事を訴えました。
絞り出すように声を出す・・・という表現がありますが、質疑の最中に力が入りすぎてしまい、言葉が続かなくなる経験をしました。
半年で、質疑・討論と、何度も議場に立たせて頂きましたが初めての経験です。
この経験は貴重な財産になると思います。
かつての自分のような体験をする方が一人でも減るように、自殺対策、遺族支援に力を入れていきたいと思います。
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