Mar 29, 2016

子供笑顔ミーティングに参加。中高生の居場所はどこに?

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写真はイベント内のワークショップで作成したものです。

 

先週の日曜日に、毎月1回開催されている「子供笑顔ミーティング」に参加して来ました。

1月から始まり、今回で3回目です。

 

子供食堂、気まぐれ八百屋だんだんの近藤さんをはじめ、様々な形で子供の居場所作りや支援等に地域で取り組んでいる方々が活動を発表したり、意見交換を行う場です。

大田区議会議員も超党派で参加しております。

 

何か、地域と子供たちが一緒に触れ合える動きが出来ればいいですね。

 

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さて、今回はゲストとして現役の高校生が参加しました。

その方のお話を聞いて判ったのは「中高生の居場所が社会から減っている」という事です。

 

ボール遊びも出来ない公園も増えました。禁止と大きく掲げられている公園も珍しくありません。

夜でもないのに少し騒いでいるだけでも通報される、昼間に職務質問を受けたり、休みの日の日中に友達とカラオケをしていると警察が確認と入って来たりすることもあるそうです。

「自分達(中高生)が社会から白い目で見られている事を感じる」とお話をされていました。

何か気軽に集まったり、遊んだり、お話が出来る施設がなかなか見つからない中、中高生にとって本当に息苦しい世の中になってはいないでしょうか?

 

以前のブログでも触れたとおり、多感な時期の子供たちにとって、親や先生以外の「斜めの関係」、「重要な他者」ともいえる、「自分を評価する立場にない大人」との関係は意味のある事だと思います。

しかしながら、最近はそうした関係は希薄になりつつあります。

 

この件で行政の方や子供笑顔ミーティング参加者と話をしたのですが、最近は世間の子供の騒ぎ声等に対する社会の許容範囲が狭くなっており、自分で注意せずに、すぐに警察や区役所に通報する方が増えているという実感もあるそうです。

 

通報を受ければ行政は対応せざるを得ない。

一概に、自治体や警察を責める事も出来ません。

 

また、その要因の一つに、少年による凶悪な犯罪が増えているという間違ったイメージもあるのかもしれません。

 

警視庁のデータ(PDF)によると刑法犯は昭和24年以降、昭和60年頃をピークに減り続け、平成26年は約48000人とピーク時の3分の一近くまで減っており、凶悪犯も平成17年の半分程まで減っています。

 

一方で内閣府の世論調査ではおおむね5年前と比べて,少年による重大な事件が増えていると思うか?を聞いたところ「増えている」が78.6%(「かなり増えている」+「ある程度増えている」)と実態とはかけ離れた結果が出ています。

 

世論調査の少年の非行が増えた原因として「他人の子どもに無関心である、地域の絆が希薄化している」も挙げられていましたが、その割に、公園のボール遊び禁止一つとっても、社会や大人達の子供への許容範囲が下がってしまってるように見えます。

 

これでは子供達と絆を育むのも容易ではないのではないでしょうか?

 

 

関連ブログ

大田区議会議員だけど地元の中学生達とお話してみた!

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また、若者だけでなく、若者文化についての偏見もまだまだあるのだと思います。

 

若者議員の一人として現状を少しでも変えて行ければと思っています。

 

 

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