Jul 12, 2020

冬コミ中止。今、同人誌即売会の為に出来ることは?

こんばんは。大田区議会議員のおぎの稔です。本日、とても残念なお知らせが出されました。

 

コミックマーケット99の開催について

 

 2020年冬、コミックマーケット99の開催は行なわず、2021年GWの開催を目指すことになりましたことを皆さんにお伝えする次第です。以下、改めてご説明申し上げます。

 

 

 

 コミックマーケットは年2回東京ビッグサイトで開催されている同人誌即売会イベントです。本やグッズのフリーマーケットと捉えていただけるとわかりやすいかもしれません。規模はとてつもなく大きく、昨年開催されたコミックマーケット97では参加サークル(出展者数)32000人、4日間延べ参加者数73万人と日本最大のフリーマーケットとも言えるでしょう。

 

コミックマーケット年表

 

オリンピックパラリンピック開催の影響で、普段の8月から5月に日程をずらしたところ、今回の新型コロナウイルス感染拡大の影響もあり、5月のコミケが中止、12月の開催に向けて取り組んでいたところですが、この度12月も中止となり非常に残念な想いです。これだけのイベントですので、クリエイター、グッズ作成、印刷所、公共交通機関、近隣への経済効果なども考えると機会損失はとんでもない事になります。

 

 

 

●今、出来る事

 

 先日、私は大田区産業プラザPIOで開催されたぷにけっと様の様子を視察させて頂きました。感染症対策、時間での人数制限、入場者の入れ替え、検温とかなりの工夫がされていました。コミケのような大規模イベントが難しい決断を迫られている中、中小規模のイベントを感染拡大に気を付けたうえで、開催していける取り組みを支援する事が大切なのかもと思います。今まで日本は面積の狭さと人口密集の関係などもあり、狭い範囲に多くの方を詰め込むような形が多かった部分もあるのかと思います。それが熱狂、イベントの盛り上がりを産む部分もあったのですが、否応なしに対策、見直しを求められるかもしれません。

 イベントが中止になり、参加できない方々が自宅で行う「エアコミケ」の取組は意義があると思うのですが、「コミケ(即売会)だから出す」「書店委託はしないけどイベントに出す」という方もいますし、また著作権権利者との関係からイベントのみの発行が可能という印刷所さんやCD、グッズ製作といった分野の方にとって、厳しいとお話も聞いています。私自身の同人誌もそうなのですが、書店委託と比べて実際のイベントで手に取ってくれる方の方が多いのです。場を守っていく事も大切です。この危機を乗り切るために中小のイベント、展示会、ライブなどの開催にかかる支援を行っていく事が今後必要になってくると思います。私も取り組んでいきます。

 

切実な想いです。私たちもしっかりと答えていかなければなりません。

https://www.comiket.co.jp/info-a/C99/C99EventDate1.html

>東京オリンピック・パラリンピックの開催延期に伴い、東京ビッグサイト・幕張メッセの利用制約がさらに1年間継続することになりました。昨年来、東京オリンピック・パラリンピック開催に伴う当初からの利用制約で、多くのイベント・展示会・即売会が、開催中止・会場変更・規模縮小を余儀なくされており、この影響は全国の展示会会場にも波及しています。この状況がさらに1年間続き、加えて、新型コロナウィルス感染症対策で展示会場への人員の収容率が制限されるのであれば、せめて収容率の制限割合に応じた会場費の減免がセットとなってしかるべきですが、大阪市など一部の例外を除き、会場費は従来通りとされているのが現状です。
 幸い、2020年GWの際には開催中止に伴うキャンセル料の免除をいただきましたが、感染状況の先読みが困難な現状では、引き続き同様の対応をお願いしたいと考えております。その他、「ガイドライン」を遵守するためのハード・ソフトの整備についても、個々の主催者に任される部分が大きいのですが、対策の長期化を見据え、会場設備・機能そのものの充実による対応も強く希望するところです。
 政府・東京都・その他関係者の皆さまにおかれましては、主催者支援を含めた展示会会場への充分なサポートをお願いするとともに、同人誌即売会をはじめ展示会会場を必要とするすべての人々への手厚い配慮を重ねてお願いします。

 

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