政策マンガ第14弾「子どもの貧困対策編」
おぎの稔政策マンガ第14弾は子供の貧困問題における文化・社会的経験の格差についてです。
以前の一般質問でも取り上げた、内容を基にマンガを作りました。
「おおた子どもの生活応援プラン、大田区子どもの貧困対策に関する計画」の基本的な考え方では、貧困が子どもにもたらしうる機会の喪失を、下記の3種類の「剥奪」に分類しました。
・経済的状況により子どもの学びや成長に必要な物が買えない「物質的剥奪」
・子どもとして当たり前のように得ておくべき経験や、そこで得られるはずの人間関係が形成できない「社会的剥奪」
・それらにより育まれるはずの信頼感や自己肯定感などが持てない状態「自己形成の観点からの剥奪」
これらは、家庭や本人の努力だけでは改善することが難しいため、社会全体で対策を図るべき課題でもあります。
さて、90年代に専業主婦世帯と共働き世帯の割合が逆転し、家庭の在り方、働き方も多様化しています。
地域との縁も希薄になり、文化的・社会的経験を子どもに与える機会を作るのも簡単ではありません。
地方からの流入者も多い都心ではそうした面も大きいのではないでしょうか?
こども食堂がメディアでも取り上げられ、学習支援や経済的支援、生活支援にも目が向きだしています。
生存・生活に直結する課題の対策に合わせ、長期的な面で、子どもにとって不利益をもたらす文化的・社会的な格差にも目を向けていかなければならないと考えます。
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貧困、格差が産みだす様々な不自由や制約。それらをどう埋めていくか。
格差や貧困によって子供たちが自ら将来を選ぶ権利を、最大限尊重することが困難になっている可能性もあります。
本人の選択の自由は尊重されなければなりませんが、進学、また社会に出るときに、子ども達が多くの選択肢を選べるような社会であって欲しいと思います。
皆様、如何お考えでしょうか?
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