大田区のOTA CITYFREE Wi-Fiの実績は?
こんばんは、おぎの稔です。
本日は、大田区議会のオリンピックパラリンピック観光推進特別委員会に報告のありました、「大田区公衆無線LAN(Wi-Fi)」の利用状況についてご報告いたします。
大田区の無料Wi-Fi。
公衆無線LAN 「OTA CITY FREE Wi-Fi 」についてはこちらをご覧ください。➠大田区 HP 公衆無線LAN 「OTA CITY FREE Wi-Fi 」
上記の通り、外国語の利用率は低く日本語の利用が殆どなっており、本来の目的でもあった訪日外国人向けのサービスという点ではまだまだ弱いのが現状です。
時間別利用数も最も多いのが、朝8~10時、夕方16~18時、18時~20時台の3つの時間帯である事からも、日本人が通勤通学に使用しているのが圧倒的と考えられないでしょうか?
訪日外国人にどう周知するのか改善が必要ではありますが、電波の弱いエリア、接続に難を感じるエリアもあり、幅広く使用してもらうためには、Wi-Fiの環境そのものの改善も必要です。
また、上記の資料の利用数については、留意が必要です。
同じ人が接続しても、別のカウントとされてしまうため数字に現れているよりも利用者はかなり少ないという事が見込めるからです。※
※Wi-Fiに毎日、朝夕で二回通勤時に自動接続する設定の場合、単純計算で一日に2回×一年の利用実績として集計されます。
接続画面を使う事で、ネットを介さずとも大田区の紹介が出来るメリット。
民間企業等と違い駅中や施設内ではなくロータリー、広場に向けても発信している事や、民間事業者がWi-Fiを設置していない公共施設への設置など、公共のインターネット環境整備としての意義はあろうかと思いますが、民間事業者もWi-Fi設置に力を入れている昨今、維持・新設を含め、どこまで行政として大田区が運用するのが適当なのか議論をしなければならないと思います。
年間の維持費が約600万円。
その中でどうWi-Fiを役立てていくのか。
今後も注視をしていきます。
大田区議会議員
おぎの稔
公式サイト
※資料の中には下丸子の大田区民プラザはありませんが、プラザは今回の資料のWi-Fi設置とは別にすでに設置・運営を行っているため、資料には含まれていません。