Apr 29, 2016

フランダースの犬、主人公は清と班!?国立国会図書館視察

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国立国会図書館、普段は立ち入れない書庫の見学をさせて頂きました。

 

汚さない、虫の卵を持ち込まないよう、靴カバーをつけての入庫しました!

 

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昭和23年に旧赤坂離宮(現迎賓館)を仮庁舎にオープンしたこの国立国会図書館。
明治時代に遡るほどの過去の新聞やマガジン創刊号など雑誌、漫画も貯蔵しています。
古い本の良い匂いに満ちた、地下8階まである、国立国会図書館の書庫。

まさに宝の山でした!

 

 

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余談ですが明治の頃、初めて日本で翻訳された名作「フランダースの犬」の主人公の名前は、ネロとパトラッシュでなく清(キヨシ)と斑(ブチ)だったと説明をうけました。

キヨシとブチで教会のあのラストはどうなのでしょう?

違和感なかったのでしょうか?(´・ω・`)

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地下8階からなる書庫。光が入り込み、地下と感じさせない仕組みになっています。

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さて、国立国会図書館は、その名の通り、国立図書館、国会図書館の二面を持っています。

職員の定数は888名(H27.4.1現在)、H27年度当初予算は施設整備費などの工事経費を除き、約186億円ですべて国費で賄われています。

そのうち資料に関わる経費は約23億円です。

 

 

・国立図書館としての機能

 

国立国会図書館法で、国内で発行された全ての出版物を国立国会図書館に納入する事が義務付けられている事もあり、日本最大の蔵書数を誇ります。

現在、蔵書総数は4107万4863点、図書だけに限らず、各公的機関や民間の発行するインターネット資料も収集しています。

 

現在は古い新聞などの資料のマイクロフィルム資料化も進んでおり、こちらの古い資料をそのまま貸出、閲覧させる事は少ないのですが、当時の使われた紙質、広告なども含め資料として参考になる為、現在もしっかりと保存をされています。

 

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ホームページ上で提供する資料のデジタル画像やデータベースは、いつでもだれでも利用ができ、総数はインターネット公開資料が約49万点、図書館送信対象資料が137万点、国立国会図書館内限定が62.5万点と、約248.5万点のデジタル資料があります。

これらには官報・博士論文等も含まれます。

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意外にに思われる方もいらっしゃるかと思いますが、漫画類もしっかりと保存をされています。

漫画、雑誌も100年200年後からすれば、当時の時代背景、娯楽を知る重要な資料になるのですよ!

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・・・・・ちなみにジャンプもサンデーもチャンピオンもガンガンも好きです。

コロコロとボンボンだと、ボンボン派でした(何のこっちゃ)

 

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国内だけではなく外国の図書、出版物も購入し、世界各国の国立図書館などとの国際交換により、外国政府の出版物の収集にも努めると共に、国際連合などの国際機関から寄託図書館の指定も受けており、各機関から、資料の寄贈、受理を受けています。

 

・国会図書館としての機能

 

国立国会図書館が他の図書館と違う機能の一つに国会の補佐する役割(国会の諸活動を調査・情報提供するもの)があります。

国会議員や国会関係者からの依頼に応じて各種の調査を行い、立法情報を提供するこの立法情報サービスとしての調査・レファレンス機能。

年間処理件数は26年度は約4万5千件となっており、日本の国会の立法活動に欠かすことはできません。

 

また、同様に行政・司法に対しても、各部門の業務遂行に資する為、各府省庁および最高裁判所に支部図書館を設置し、資料の貸出、複写、調査・レファレンスなどのサービスを行っています。

処理件数は26年度は約800件です。

 

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他地方自治体、大学図書館からのレファレンス(資料の問い合わせ)は受けており、昨年度は約5000件となっておりますが、調査そのものは他自治体、図書館を通じては原則行っておりません。

国会図書館の誇る、調査・情報収集能力は、今後、地方分権が進み地域主権、地域主導で物事を決めていく際に、各地方自治体等の図書館でも必ず必要になってくると思います。

 

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貸出などの完全電子化を行っている図書館も世界にあります。確かに、全自動化できる部分もありコスト削減も出来ます。

一方で司書や調査部局などの配置といった、人でなければできない機能。この部分もまとめて削減するべしと言うかのような風潮には疑問があります。

また、電子データは耐久性にも問題があり、ふとした結果で破損しやすい難点もあります。バックアップを幾つも取っておく必要も出てくるでしょう。

単純に便利さが=保存性の高さにはなりません。

 

図書館の調査・研究能力は市民活動、議員、行政の調査・政策立案能力補佐の為にも広く各自治体の図書館でも担保されるべきではないでしょうか?

大田区でもその点はしっかりと訴えていきたいと思います。

 

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