Nov 16, 2016

殺処分のない社会に向けて~大田区の27年度の実績について

決算特別委員会で、大田区の動物愛護関連事業の一部の実績について改めて確認しました。

猫の不妊・去勢手術助成事業は大田区では27年度から補助額増額をした結果、利用者は前年比で約300名増加しました。

保護ケージ貸出についても、常時貸出率が9割を超えており、対策の前進と広がりを感じる事が出来ます。

%e8%8d%bb%e6%bc%ab10-2-b

 

一方で、これらもまた動物愛護に関心ない方も含め、区民の皆様の税金を使って行われる事業です。

他の事業と同様、その使い方や公平性については常に目を光らせなければなりません。

 

以前のブログで指摘をさせて頂いた指定獣医師の方への指導について、早速大田区として取組を行い、見直しも行っていただいたと大田区から報告を受けました。

迅速かつ、誠実な対応に改めて感謝申し上げます。

 

区内の団体、個人の連携強化、譲渡会の開催などといった他自治体の先進事例の導入とともに、既存の事業の適正化を常に意識して頂きながら、大田区で人と動物の共生社会の実現を図って頂きたいと思います。

 

 

以前の質疑はこちら

殺処分のない社会を目指して~動物虐待防止と不妊・去勢手術助成について質問しました

 

政策マンガはこちらから

荻漫10-s

政策マンガ第10弾「動物愛護問題における大田区の取組について」

 

 

質疑 動画

 

 

————————————-

【質疑 概要】

 

先日の一般質問でも触れました指定獣医師への対応について、早速、区からご指摘をいただいたとお聞きしました。

迅速かつ、誠実な対応に深く感謝申し上げます。

私としては税金で補助をする以上は、大田区におかれましては、さらなる情報公開を推進して頂きたいと考えております。

さて猫の去勢・不妊手術助成事業、27年度から補助額を増額した本事業について、また貸し出しを始めました猫の保護ケージと合わせて実績をお答えください。

 

【答弁 概要】

 

猫の不妊・去勢手術助成金額を増額しました平成27年度の利用実績につきましては、総数で1865件となっておりまして、前年度と比較して、312件の増加となってございます。

猫の保護ケージにつきましては、現在13台保有しておりまして、貸し出しをおこなっているところでございます。

貸出率は常時90%を超えているような状況でございます。

 

 

【質疑 概要】

 

ありがとうございます。

利用件数が増えている事は制度の理解が進み、多くの方が問題に関心を持っている事だと思います。

動物愛護問題全般の啓発について伺います。

 

区では27年度より動物愛護推進パネル展を始めました。

人と動物の共生社会の実現に向け本庁舎など、不特定多数の区民が訪れる場で行う意義は大きいと思います。

この動物愛護推進パネル展の中で災害時のペットの取り扱い、また、しつけ方教室等を行うことは可能でしょうか?

 

合わせて、動物愛護問題等への相談窓口の開設を行って頂きたいと要望致しますが、見解をお伺いいたします。

 

【答弁 概要】

ペットの同行避難へのご理解を得られた地域におきましては、既に総合防災訓練でペット受入れ訓練、及びパネル展示による啓発を実施している所でございます。

また、しつけ方教室ですが、年2回犬のしつけ方教室を開催しておりまして、あわせて個別の相談コーナーを設けている所でございます。

今後は動物愛護推進パネル展におきましても、ペットに対する相談コーナーを設けるなど内容を充実してまいります。

 

 

【質疑】

 

ありがとうございます。

既存事業の拡充に加え、他区で行われている動物愛護問題に取り組む区内外団体・個人の意見交換会や登録制連絡網作成、自治体が関わる形でのペットの譲渡会、災害時ペットボランティア登録などを大田区の実情にも合った形で、導入し、人と動物との共生社会の実現のための取組の前進に繋げてほしいと要望し、質問を終えます。

 

LINEで送る
Pocket

関連記事

Comment





Comment



CAPTCHA