猫の手術、実際にはこれだけ掛かる?【地域猫】
こんばんは。おぎの稔です。
地域猫、動物愛護関連の活動について、ご報告させて頂きます。
先日は、東京大学開催された滝川クリステルさんが代表理事を務める「一般財団法人クリステル・ヴィ・アンサンブル」の主催するアニマル・ウェルフェアサミット2017に参加しました。
※アニマル・ウェルフェアとは、人間の管理下にある動物が、基本的なニーズを満たして生きる環境を整えることを指します。
殺処分ゼロ、地域猫。
実際に関わっていない方でも、こうした文言を聞きする機会は増えたと思います。
また、動物愛護運動への意識の高まりを感じている方は多くいらっしゃるのではないでしょうか?
動物虐待事件などに対して、世論の怒りも強くなってきていると感じています。
行政の取組も進んでおり、大田区も飼い主のいる猫、居ない猫共に不妊・去勢手術への助成金も出しています。
内容については、以前のブログをご参照ください。
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殺処分のない社会を目指して~動物虐待防止と不妊・去勢手術助成について質問しました
マンガはこちら
政策マンガ第10弾「動物愛護問題における大田区の取組について」
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今回、実際に地域猫活動に携わっている方の活動に協力させて頂き、ケーシで保護した飼い主の猫を病院に運び、不妊・去勢手術を行うお手伝いをいたしました。
その際、実際にかかった費用を見せて頂いたのですが、結構な額。
驚きと共に、これだけの負担をボランティアの方がしているのかと、心が痛くなりました。
下記が、一匹の飼い主のいない猫に対してかかった費用の明細です。
区の補助金や病院の割引も引いた上で、一匹当たり約1万6千円かかりました。
※こちらの病院の価格は、一例であり、すべてに適用されるわけではありません。
動物、特に飼い主のいない猫に対して何故、税金を投入するのかという意見もあるかと思います。
しかしながら、対処をしなければ、飼い主のいない猫たちが地域に溢れ、衛生面、環境面でも市民にとって悪影響を及ぼします。
私は、群馬県の生まれですが、子供の頃は飼い主のいない犬を見かけ、怖い思いもしました。
とはいえ、飼い主がいないからといって、動物の命をぞんざいに扱うような事は、現代社会では禁止されています。
動物の好きな人もそうでない人も、ある程度、飼い主のいない動物たちと共生していく事を余儀なくされています。
環境保全、維持、管理の面からもご理解を頂きたい、その為の努力、活動、議論を今後も続けていきたいと思います。
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