1200万円の大田区イメージソング、今後はどう活用するのか!
先日の決算特別委員会で、昨年から何度も質問を重ねてきました、大田区70周年記念事業について改めて質問しました。
今回は決算という事で、今まで不明だった1200万円のイメージソング作成費の内訳が、企画運営委託324万円、楽曲制作委託864万円、歌詞公募作品優秀者報奨金30万円と合計1218万円となっていたことが明らかになりました。
イメージソングについては色々とご意見があると思います。
私も歌そのものは素敵な歌だと思いますが、これだけの額を使った事については本当に適正だったのか疑義もあります。
しかし、イメージソングは既に完成をしており、70周年記念事業も動き出しています。このまま埋もれさせてしまうのはそれこそ税金の無駄使いとなります。
大田区制70周年を祝い、過去を振り返ると共に今後の大田区の未来に引き継いでいく事は私達の願いでもあります。
歌、文化やキャラクターに関わる事ですから、役所の皆様の常識にとらわれてはいけないのですね!・・・という事で、イメージソング活用などは、もっと柔軟に、利用の幅を持たせ、イメージソングや、シンボルマーク、PRキャラクターはねぴょんなどの活用を、来年3月の大田区制70周年を盛り上げるための機運の醸成、街のにぎわいへと結び付けて行くよう、強く要望しました!
70周年記念事業 質疑&答弁概要
【質疑】
続きまして、大田区制70周年記念事業についてお伺いいたします。
昨年の所属委員会でも何度か質疑をしましたが、70周年記念関連事業として、ロゴマーク、PRキャラクター、イメージソングが発表されました。
決算書を読みますと、補正を合わせて約1800万円が計上をされております。この具体的な内訳についてお伺いいたします。
【答弁概要】
補正予算では大田区イメージソング製作費として歌手、素材、公募選定表彰式典に関わる、企画運営委託324万円、楽曲制作委託864万円、歌詞公募作品優秀者報奨金30万円と合計1218万円となっております。
このほか、70周年記念事業の計画調整を行う、非常勤職員の報酬約340万円、その他の経費として大田区シンボルマーク、大田区PR公式キャラクター意匠調査や商標調査、着ぐるみの制作費用など、委託費約330万円となっています。
【質疑】
ありがとうございます。
70周年記念事業との連携として、「祝 大田区制70周年」とイベントのタイトルにつけていただくような冠事業の募集を大田区は行いました。
外部の団体との連携はどのようになりましたか?実績と反応をお伺いいたします。また、区が主催・共催したイベントとの連携等の取り組みも合わせて伺います。
【答弁概要】
大田区制70周年を区民や地域の皆様と区が連携して機運を盛り上げていく冠事業では、大田区子供ガーデンパーティーを始め、今後実施する事業を含めて21以上の連携がございます。
また区主催・共催事業では平和都市記念事業花火の祭典をはじめ、所管課において、冠事業を多数実施しております。
これらの事業では大田区公式PRキャラクターはねぴょんや大田区シンボルマーク、大田区イメージソングを活用しております。特に大田区公式PRキャラクターはねぴょんには、大きな反響があり、土曜日曜の週末には区主催イベントや地域イベントに数多く出演し、予約可能な2か月先までほとんど予定が埋まっております。
今後も大田区制70周年記念事業実行委員会が中心となって区民や地域の皆様と大田区制70周年記念事業を迎える機運を盛り上げてまいります。
【質疑】
ありがとうございます。大田区平和都市宣言記念事業「花火の祭典」。当日は、約11万5千人の方がご来場されたとのことですが、70周年記念事業と合わせて、花火が増発されたことは好評でした。
来年は30回目を迎えるとのことですが、70周年記念にとどまらず、引き続き、行って頂きたいと思います。
さて、この70周年記念事業、現状は盛り上がりに欠けているように思います。
多額の予算を掛けた以上、効果が弱ければ、区民からお金の使い方の適切さについて批判を生みかねず、これはしっかりと街のにぎわい、活性化へと結びつけていかなければなりません。
その一環でイメージソング「笑顔、この街から」については、既存の事業にとらわれない形で、アレンジ、学校・他機関との連携などを行う必要があると思います。
また、配信においても、現状の風景のみのPVのような形ではなくアニメ、3DCG、ダンス、バンドなどを入れて、見ているだけで楽しめるような内容のものを作るなどし、来年3月に向けて、70周年を盛り上げていくべきと考えますが見解をお伺いいたします。
【答弁】
大田区イメージソング「笑顔 このまち」を区民に親しんでいただけるよう、大田区HPでの視聴や図書館においてCDを貸出ししております。
また、区施設にお昼休みに大田区イメージソングを流し、区内の小中学校には合唱用楽譜を配布しました。
このほか、10月1日から全国の通信カラオケでの配信に合わせて、明日開催する国際都市おおたフェスティバルin空の日羽田においてカラオケ機器を設置し、来場者の皆様に通信カラオケで歌唱できることをPRする予定でございます。
来年3月に向けて、見るだけでも楽しめる工夫を凝らしたプロモーションビデオを作成するなど、これからも既存の概念に囚われることなく、地域団体や教育機関とも連携し、大田区制70周年を区民や地域の皆様とお祝いし、盛り上げていきたいと思います。
【質疑】
ありがとうございます。
一層の努力をしていただきたいと要望し、質問を終えます。
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●70周年記念事業関連 質疑
楽曲制作に800万?費用1200万円?大田区のイメージソング作成の行方は!?
祝!大田区制70周年、蒲これ。様々な方の楽しめる居場所を大田区に!
大田区イメージソング 笑顔このまちから
題名:笑顔、このまちから~大田区イメージソング~
作詞:湯川れい子 作曲・編曲:千住明 歌唱:夏川りみ