週刊現代「熱心なアニメファンとして知られる大田区議会議員」
本日、4月11日発売の週刊現代4月23日号に私のコメントが掲載されました。
「熱心なアニメファンとして知られる大田区議会議員のおぎの稔氏」という紹介のされ方で、なんだかすごいキャラ付けになってしまったなぁと苦笑しています。
人気アイドル声優さんの疑惑について、一部ネットで騒動になっている件について、なぜ騒動になっているのかコメントを下さいという電話取材でしたので、簡単にラブライブ!の盛り上がりと、なぜ疑惑でネットでは騒ぎになっているのか?についてのお話をさせて頂きました。
読者が50~60代の方を想定しているとの事なので、そもそもラブライブ!にあまり関心ない方も多いだろうというので、少し固い説明にもなったと思います。
記事を見ますと、最初に説明を受けた趣旨の部分とが違うコメントが拾われているのと、実際に語った事の10分の1以下の分量でもあり、紙面だけだと単なるアニメファンの政治家になってしまいますので、こちらで取材のときに話した内容をご報告をさせて頂きます。
現在、疑惑騒動の渦中の方となっている声優さんは、人気アニメ「ラブライブ!」に出演されている方です。
もともとはゲーム雑誌『電撃G’s magazine』の誌上企画として始まった本作、その後、アニメ、ゲーム、映画などのメディアミックス展開、実際に登場キャラを演じている声優さんたちがグループ「μ’s」としてライブなどの活動を行っている事、海外でも映画が上映されている事、「ラブライバー」というラブライブ!ファンを指す言葉が2015年の新語・流行語大賞のノミネート語50語に入選、現役の文部科学大臣がμ’sのファイナルライブに参加した事など、紅白にも出場した事など色々とお話をさせて頂きました。(その辺ほとんど載ってませんが)
今回の疑惑騒動、事務所が「本人とも確認をしたが本人ではないという結論に至った」とコメントを出しています。
公式に否定している以上、違うと言っているのであれば信じてあげましょうよと思います。
また、待遇や、偏見、職業差別など課題も大きいのかと感じました。
本人が否定している以上、過去の疑惑をいつまでも面白がってあつらい、消費するのは問題だと思います。
騒いでいる方々の人権意識を問われかねません。
加えて
- ラブライブ!の作中でこの方が主人公格のキャラを演じていた事から注目度が高いであろう事。
- だいたいここ15年ほどでは無いかと思うのですが、声優さんもアイドルと同じようなプロモーション、イベント・ファン向け活動などを行っており、キャラクター人気とは別に声優さん個人についてのファンの方々が沢山いらっしゃる事※等から、かつてのアイドルを巡る熱愛騒動の時のような現象が起きているのではないか?(HPを見ても、アイドルのような売り出し方をされていると感じます)
- 一部の人気声優以外、なかなか声優業だけで生計を立てていく事は難しく、仕事を別に持ちながら、声優活動を行う方も多いと聞きます。そういった環境が「掛け出しの頃の●●さんだったら・・」という疑惑を広げる偏見、差別意識を作り出してしまったのではないか?
- 性産業・従事者への職業差別、偏見、環境改善の必要性
この4点からお話をさせて頂きました。
結果は見事に採用されていませんが(汗)
最初の2点はともかく、声優さんを始め、アニメ、マンガ産業関連事業者の待遇、契約面等の課題と、性産業・従事者への法的な権利、保護についてはもっと考えていかなければならないと思っています。
彼らも、基本的人権を保障された国民であり、労働者であることに代わりありません。
労働・契約面などの問題、本人の意に反する労働を行わせられない事の徹底、心身を病んでしまった方への支援・相談体制の強化など解決しなければならない課題もあります。
また、実際に、従事する方も直面しているリスクである性交渉や性病の予防、リスクなどを啓発する性教育には力を入れて行かなければならないと思います。
これは、性産業・従事者に限ったお話だけではなく、多くの若者の周辺を巡る課題にも関係がある問題でもあります。
最後に取材の経緯について説明します。
・週刊現代編集部から携帯に電話がかかってくる
→何事かと思ってみるとラブライブ!について件の疑惑騒動についてコメントを頂きたい
→説明「主な読者層が50~60代の方なので、ラブライブ!について説明できる大人に話してほしい」
判らなくはないのですが、この流れで私に電話がかかってくるのが、イマイチよくわからないのですよね(苦笑)
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