Jan 16, 2017

下丸子が重要地区の一つに!?おおた都市づくりビジョン

こんばんは、おぎの稔です。

本日は先日の大田区議会都市整備委員会に報告のありました(仮称)おおた都市づくりビジョン(骨子)についてご報告いたします。

 

下記から骨子も閲覧できます。

また本日からパブリックコメントの募集も実施されています。

ご関心のある方は是非、ご参照ください。

期間は平成29年1月16日月曜日から2月5日日曜日までです。

 

大田区HP

(仮称)おおた都市づくりビジョン(骨子)への意見を募集します

 

今回は下丸子駅と西馬込駅について取り上げます。

 

●下丸子駅周辺の重要拠点化

今回の骨子、地域におけるまちづくりの動向(P11)に次のような記述がありました。

 

・新空港線の整備に合わせて、駅周辺基盤整備の必要性が高まる (駅舎の改良、道路・駅前広場の整備、線路の立体化、駅周辺のまちづくり)

・補助第 28 号線(池上通り)の整備促進(第四次事業化計画 優先整備路線として選定)

 

 

そして、画像の新空港線軸の形成(P18)には下記のように書かれていました。

 

 

駅機能の更新・強化が必要な「下丸子」は、新空港線の整備とあわせた駅改築と交通 結節機能の整備をはじめとするまちづくりにより、新空港線軸沿線地域の拠点として重 点地区に位置づけます

 

 

 

私も委員会で質疑をしましたが、新空港線(蒲蒲線)計画の進行と伴い下丸子駅がピックアップされることが大きくなっています。

しかしながら実際どうなるのか?や具体的な計画はまだ定まっていない。

そういった多摩川線沿線に与える影響、メリット、デメリットがはっきりと提示されない中で、下丸子駅だけをピックアップし「仮に快速で飛ばす事のような事があっても下丸子だけは止まるのではないか?」※と安心感を持たせ、多摩川線沿線住民の中で温度差を作るかのように取れてしまうのは、大田区にとってプラスでしょうか?

もっと具体的なプランを示すか、広く地域住民に対しての説明会も開くべきです。

 

※正式には多摩川線沿線がどうなるか、通過駅は?通過するのかと言った事は決まっていません

 

●対策は蒲蒲線の如何に関わらず必要

 

私も下丸子在住の身として、朝の駅前の大渋滞など下丸子駅の不便さ、危険さを承知しており、区側も議会答弁等で問題の存在を認知しています。

であれば新空港線(蒲蒲線)計画とは別に、具体的な対策・強化を進めていくべきであり、今回の示し方では、新空港線計画が実現しないと下丸子駅周辺の整備に着手されないかのように見えてしまいます。

対策は新空港線計画を一端置いても必要です。

 

 

私は新空港線計画に真っ向から反対するわけではありませんが、多摩川線沿線への影響が不明確、それだけではなく池上線、多摩川線のアクセス悪化など大田区民の利便性を損なうような懸念がある状態では賛成する事には慎重な態度を取らざるを得ません。

国、都にとって有益だとしても、大田区議会議員として地域の懸念をしっかりと訴えていきたいと思います。

 

 

●西馬込駅周辺の大田区中心部への利便性強化を

 

P11,P18には西馬込駅や馬込地域についての記述もありました。

 

⑫西馬込駅周辺 ・まいせん(馬込・池上・洗足池)の連携による観光振興 ・公共施設適正配置の検討(P11)

 

洗足池は、新たな歴史・文化施設の建設や公園整備等の施策があり、同様のモデルとして 位置づけます。加えて西馬込は、良好な生活環境や都心へのアクセス、観光資源等を活かし、 馬込地区のモデルとして位置づけます。 なお、池上駅周辺及び池上本門寺等については、観光拠点としての機能強化や駅周辺の基 盤整備を図ります。(P18)

 

私も質疑をさせて頂きましたが、都営浅草線沿線の馬込、西馬込駅は都心へのアクセスには優れるものの、池上駅までも距離があり大森、蒲田といった大田区の中心地域へのアクセスが弱い点が以前から挙げられています。

地域内の傾斜も激しく、交通不便地域としてコミュニティバス導入候補地域にも上がりました。

まいせんの連携による観光振興は素晴らしいと思いますが、交通、アクセス改善についても素案の時点で改善計画、見通しを入れて頂きたかったと思います。

 

 

蒲蒲線、新空港線についての前回のブログ

多摩川線沿線は?蒲蒲線(新空港線)計画と経済効果。

コミュニティバスについてはこちら

多額の赤字とどう向き合う?コミュニティバスの在り方は?

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