Dec 30, 2016

若者文化を活かしたい?政治家はまず体験を!

写真はコスプレするおぎの稔

 

先日、参加させて頂いた大田区のコスプレイベントの感想について政治山に寄稿しました。

 

政治山の記事はこちら

 

OTAKU文化で大田区をPR―政治家はまず体験を!

 

イベントのHPはこちら

http://kamata-cosplay.tokyo/

このイベント、本来の趣旨は大田区70周年のPRなので、記事はちょっと趣旨と違うんじゃないかと思いますが、OTAKUコスプレ祭りについては12月20日の読売新聞にも取り上げられていました。

OTAKUとオタクを掛けているのだと思いますが、オタクの独りよがりではなく、オタク文化、活動など通して区民が楽しめ交流できる、そんなイベントに育って行ってほしいと思っています。

 

 

また、この動きについては日経BPの11月22日の記事でも紹介されています。

こちらの記事は大田区だけでなく各地のコスプレイベント等についても触れられており大変参考になります。

 

何もコスプレである必要はありませんがこういった場に実際に政治家は参加し、体験、楽しみや喜び、苦労を分かち合う必要もあると考えています。

 

B級グルメ、ご当地キャラの次に来る? 「コスプレ」に力を入れる自治体が続々!

 

アニメで町おこし、聖地巡礼といった話も持て囃された事もありますが、実際に地域・行政だけでなく民間企業主体のものも若者文化に限らず、有志が自発的に始めたものを含め催しや体験・交流イベントはたくさんあります。

他にもフィルムコミッションと呼ばれるような取組もあります。特に大田区は今年はシン・ゴジラの舞台になり、話題にもなりました。

映画などの映像作品との地域・行政の連携ももっと進んでいってほしいと思います。

 

 

【平成28年12月20日 読売新聞 朝刊(都民版)】

 

若者文化や新しい動きと行政が絡んでくることは時代の流れと共に、多く生まれてきました。

数年前に街コンなどが行政と連携して行われた際、当初は批判や疑問も多く集まりましたが今は婚活、街コンと行政の連動の動きも珍しくもなくなり、むしろ積極的に発信、活用がされるようになってきました。

 

「コスプレ」という言葉のインパクトが独り歩きして、注目を浴びましたが徐々に溶け込んでいってほしいと思っています。

 

また、大田区はコスプレの発祥の地の一つとも言われています。

そうしたバックグラウンドをしっかりと活用しながらも、行政が優劣、賛否をつける事はせず、表現、活動の幅を担保していっていただきたいと思います。

 

 

最後に文化資本の再分配について。

貧富の差に関わらず、あらゆる人が文化や芸術、スポーツといったものに触れる機会を平等に得られる社会に、というのが私の目指す社会の在り方の一つです。

 

課題や不足もあるとはいえ、衣食住についての再分配は子供の貧困を始め、政治、社会の場で議論は進んでいます。

そういった生命活動の維持に加えて文化や交流、多様な価値観、趣味に触れる場を誰も享受できる社会、精神体に余裕を持てる社会が今後必要とされるのではないでしょうか?

 

文化というといわゆるカルチャーという側面、社会通念、社会生活で行う上で必要な慣例などの側面等、様々な面がありますが、昔に比べてもそうした事を体験する機会が減っているように私は感じています。

 

「個人の、保護者の選択で子どもに何を体験させるかを選ぶべきと」の意見に、反対をするものではありません。

しかし、現在、親となっている私と同じくらいの年齢の方々も、子供の頃様々な文化を体験する機会を与えられる事が少なくなってきた社会環境で育ってきたであろうことも考えると、選択肢を社会が提供しなければ、文化の存在そのものを認知できないような状態が、今後起きていくのではないかと危惧しています。

 

 

大田区の区議会議員としてコスプレに限らず文化・芸術、交流と言った事を通し様々な人が楽しめる場、空間の維持そして活用を今後も提言していきます。

 

 

参考ブログ

祝!大田区制70周年、蒲これ。様々な方の楽しめる居場所を大田区に!

びっくりするから通行禁止!?PiOの即売会、コスプレルールは?

袋詰め必須?大田区産業プラザPiOの運用について

賑わいの創出手段の一つ!?大田区がコスプレを助成対象の一つに

冬コミ(C91)情報 3日目(土)現職地方議員の日常本

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