Jul 11, 2016

~表現の自由と参議院選挙~

 

こんばんは、おぎの稔です。

前回のブログでは東京選挙区の結果、及びおおさか維新の会の参議院選挙の結果についてご報告をさせて頂きました。

違う視点から、今回の選挙について私なりの感想を述べさせて頂きます。

一時期、おおさか維新より公認を受け、後に離党、新党改革より出馬をした山田太郎参議院議員や、自由民主党から出馬をした伊藤洋介氏についてです。

山田太郎議員の離党騒動については事情はあったとしても、非常に残念に思います。

出来れば、同じ党で戦ってほしかった。

 

山田太郎氏についての記事

「オタク層が票田になる可能性示した」 表現規制反対派・山田太郎議員、落選も30万近い票獲得(ITmedia ニュース)

 

山田太郎氏は2010年の参議院選挙で30,663票を獲得し、後に繰り上げ当選をされました。

今回は全国比例で約9倍の291,188票を獲得されました。(伊藤洋介氏は29,865票)

 

 

新党改革自体が議席を獲得できなかった為、約29万票を得票しましたが、落選となりましたが、この方は言論・表現の自由、マンガ・アニメなどの創作物規制反対、著作権法の問題などに特化した議会、政治活動を続けており、私もプロフィールにあるとおり、東京都青少年健全育成条例など、表現の自由、創作物規制の話に関わってきた身である為、他党の候補者ではありますが、山田太郎氏の選挙結果は気になっていました。

山田氏の得票は約29万票。

これは民進党のトップ当選候補者を超える得票数で、自由民主党でも6~7位に入る得票になります。

 

山田氏だけではなく、残念ながら東京選挙区で落選をされましたがおおさか維新の会の田中康夫候補、丸山ほだか衆議院議員も表現規制や、マンガ、アニメコンテンツの問題に言及しています。

田中康夫候補は選挙戦の中、秋葉原などで児童ポルノ禁止法などの創作物規制について、「みんなの楽しみを奪ったり、頭の中の事に規制を掛けるような法律を作ってはいけない」と何度も語ってくれました。

 

新宿歌舞伎町では風営法と都の条例の関係について、国法でせっかく規制緩和が行われたのに、条例によって規制はされたままで、現状のままでは規制緩和の効果が薄いと話されていました。

表現の自由、創作物規制の問題について強く関心を持つ地方議員である為、田中康夫氏を国政に押し上げる事が出来なかったことは本当に残念に思っています。

 

また、自民、公明、民進、共産他、多くの政党所属の国会議員、地方議員の中にもこうした問題に言及する方がいます。

 

 

10年近く前はメディアも、議会でも殆ど話題にならなかった、マンガ・アニメ規制を始めとする創作物の表現の自由を巡る問題を掲げた候補者に、これだけの票が集まったのは、素直にこの問題についての国民の関心が集まったからだと思います。

 

 

特に、若い方を中心に関心の高いマンガ、アニメなどの創作物規制、二次元規制問題。

比較的、若者への支持の高い、維新の会としても、取り組みを強化するべきだと思います。

 

その事が、党の支持拡大に寄与する事が出来るのではないかと、考えています。

 

今後も、一地方議員として、言論・表現の自由、マンガ、アニメ規制に関わる問題、労働環境、権利他周辺の問題について、しっかりと声を上げていきたいと思います。

 

 

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