議員インターン課題漫画制作②2016春2作品
昨年夏の大学生インターンに引き続き、今回は第二回。
おぎの稔事務所では議員インターンシップに来た大学生に、課題として社会問題等を扱った漫画ネーム制作を課しています。
今回は2名の大学生がインターン期間の2か月間、試行錯誤しながら、マンガネーム作成を行いました。
テーマを自分で設定した後、彼らなりに資料やニュースを考え、キャラ配置、カットなども原案を考えながらの作成、互いに叱咤激励、相談しながらの作業でした。
初めての事で判らない事も沢山あったと思いますが、学生なりに社会への想いを漫画にしてくれたと思います。
また、実際に作成に当たった学生本人からの紹介、感想文も同時に載せています。
どうぞ、ご覧ください。
—————————–
ペンネーム
「生バナナ」
テーマ:若者の雇用と18歳選挙
a-1
a-2
a-3
まず私が漫画作成においてこのテーマを選んだ理由としては、近年深刻な問題となっている雇用問題、ブラック企業について、今一度自分の理解、現状を知る必要があったため、今後就職活動をして、社会に出る身として、この問題について、漫画という手段を通して理解を深めたく考えたからである。
現在の日本は様々な問題を抱えているが、外交問題、経済問題など、自分の身近でない問題に関しては、興味関心はあるものの、いまひとつ取り付きにくい。そこで私が選んだテーマとしての雇用問題である。昨今メディアでよく取りざたされる、いわゆるブラック企業も、私が社会で働く上で、目をそらせない問題である。
さて、私は雇用問題という大枠のテーマの中に、自殺問題、今後導入される予定の18歳選挙と関連があると考える。実際、就職活動の失敗や、以前メディアで取りざたされ、騒ぎになった某飲食チェーンの過労による自殺。
これらを踏まえて考えれば、決して関係ないとは言えないだろう。
また18歳選挙については、私の個人的見解であるが、選挙権の年齢引き下げにより、少しでも私たち若者が選挙に関心を持ち、例えば私たち若者の声の代弁者が立候補したとし、僕らがその人に投票し、当選すれば、その人が声をあげ、私たちの声を届けてくれるのではないか。特にこの漫画のテーマでもある、雇用問題について、私たちが選んだ代弁者によって、少しでもこの問題を解決に導いてくれるのではないか。と考えるのだ。
実際現在の選挙の投票率は圧倒的に若い世代よりも高齢者の方が多い。これでは私たちの声は届かない。
そうした経緯で私は雇用問題と18歳選挙を関連付けて考えた。
私は漫画を作成するにおいて、単調な説明口調のマンガよりも、パロディやギャグを織り交ぜた面白みのある漫画の方が読みやすく、かつ伝わりやすいと考える。
しかし私は漫画家でもなく政治家でもない、一介の学生である。
あくまでインターンの課題の1つであるが、私学生から見た、このテーマについて、伝わればと思う。
——————————
○ペンネーム
「わさお」
テーマ:高齢化問題
b-1
b-2
b-3
紹介
今回高齢化についてかかせていただきました。私は高齢化というものを言葉や定義としては知っていましたが、現実に起きてる問題などはまったく知りませんでした。
正直無関係な話だとも考えていました。漫画制作のテーマとしても書きやすいだろうという甘い考えで高齢化に決まりました。漫画制作にあたり高齢化について勉強をしました。
その過程で高齢化についての驚くような実態を知ることができました。目に見えないところで高齢化の影響が進んでいたのです。この漫画を通して高齢化の問題への理解が広まればなと思います。
私も皆さんも歳をとり続けます。いつかくる自分の高齢時に備えて高齢化について考えましょう。
漫画制作にあたっての感想
今回の漫画制作で重要となるのが情報の伝達であると私は考えている。
なぜなら今回の漫画制作は自分の関心のあることをみんなに知ってもらうことを目標に漫画という媒体を使っているからだ。
初めは漫画制作は普段からマンガを読んでいるので簡単だと思っていたが、実際にはかなり難しかった。
文字と絵だけで情報を伝達するのは意外に難しい。字数を制限なく使い説明するのは容易かもしれないが漫画を読みやすくするために字数を抑えて要点だけをセリフと絵だけで伝えるのは苦労した。
漫画家さんたちがどれだけすごいことをしているのかと感動してしまった。
結構悩みながら漫画制作をしたので完成した時は達成感がありました。
結局のところ漫画制作では、政治についての知識を得たのはもちろんのことだが、表現することの難しさを知ったのが大きいと感じる。
自分の考えを相手に伝えることは社会として、いやむしろ人として重要なスキルだと思う。これからは漫画制作で学んだ知識で書面でも自分の考えを伝えられるようになりたい。
——————————-
学生なりの勢いのあるマンガになったと思います。
Twitterでもアンケートを行っていますが、感想・評価等、メールでもお待ちしております。
Twitterはこちら
※4.26追記
200名以上の方にアンケートにご協力頂きました。
誠にありがとうございます。
どちらも一生懸命考えてくれた素晴らしい作品でした。
Twitterの傾向や、ネタの配置など、色々と考える点もあったかと思います。
次回以降に、つながりますね。
前回のインターン作成漫画については下記をご参照ください。