パラリンピックのメダルに点字が入ってる事はご存知ですか?
本日、大田区立障がい者総合サポートセンターさぽーとぴあで行われましたさぽーとぴあスペシャルデーに参加してきました。
区内通所施設自主生産販売や講演会、パネル展、各種体験コーナーや障害者就労センターの紹介、耳で見る映画「ウォーターボーイズ」の鑑賞と、普段サポートセンターで実施している事業を様々な趣向を凝らして紹介する意義深いイベントでした。
スペシャル・デーの中で、パラリピアンによるトークショーという事で北京パラリンピック走り幅跳び銀メダリストであり、先日行われた「2015IPC世界選手権」に出場し、大会新記録で優勝したばかりの山本篤氏によるトークショーが行われました。
山本氏は高校2 年の時に起こしたバイク事故によって左足を腿から切断しましたが、高校卒業後、日本聴能言語福祉学院・義肢装具学科で陸上に出会い、アスリートとしての本能が疼いたことで大阪体育大学に進学。
100m、走幅跳で日本記録を更新し、欧州選手権の走幅跳で銅メダル獲得するなど、今や日本を代表するアスリートの一人です。
困難な状況を持ち前のプラス思考と不屈の闘志で乗り越えてきた、山本選手。
障害は決して「かわいそう」「かなしい」ではないと語っていました。
ちなみに後ろの五輪の旗。東京オリンピックの時の物との事でした。歴史を感じます。
見せて頂いた競技用の義足。
以前、別の方に見せて頂いた義足とは違い、別途ストッパーのようなものはつけず、このまま義足をつけるそうです。
その為、体重にはかなり気を使っており、体重が2キロ変わってしまうと、義足に入りずらくなったり、取れやすくなったりと不都合が生じるとの事でした。
膝部分にあたる可動域部分はドイツ製との事。
せっかくですから大田区の町工場の技術で、日本が誇るアスリートの義足を作成できないものでしょうかね。
さて、そんな山本選手。
なんと講演会参加者全員に北京パラリンピックの銀メダルと、世界選手権の金メダルを触らせてくださいました!
世界大会やパラリンピックのメダルを間近で見たり、触ったりする機会はなかなかないものですから、皆様喜んでいました。
私だけではなく、他の参加者も区職員の方々も写真撮影。
なかなか見られないですからね。本当にありがとうございます。
改めて言われると、当然の配慮とも思えるのですが、目の見えない方への競技もある事から、メダルには点字が印字されています。
色々と勉強になります。
東京オリンピックだけではなくパラリンピックでも様々な種目が行われます。是非、関心を持ってくださいね。
甘くておいしいです。