事件は市場で?市場と猫の共存~殺処分のない社会を目指して~
NPO法人東京キャットガーディアン様と共に東京都中央卸売り市場大田市場に視察に行って来ました。
大田市場を巡る環境・衛生について意見交換。 タバコ、カラス、虫、そして野良猫等、環境、衛生問題について意見交換をしきました。
お忙しい中ありがとうございました。
大田市場は、青果・水産・花きを扱う日本最大の市場です。
東京ドーム八個分の大きさがあるそうです。
なぜ、保護猫シェルターを運営している方々と市場の視察なのか?
市場には猫を巡る大きな問題があります。
実際に、保護猫団体様は築地市場や北足立市場で市場内での猫の問題に取り組んでいます。
以前のブログで触れました「餌やりさん問題」と共に、市場は餌も豊富で、猫が安心して身を隠せる場所も多いという問題が加わります。
実際に糞尿や繁殖、死体などの衛生問題、品物を猫がかじってしまうなどの問題が他の市場では起きています。
大田市場は野鳥公園にも隣接している事もあり、課題はありそうでした。
今日の意見交換では、24時間稼働しており、平成になって出来たばかりの都内最新(※来年完成予定の豊洲の新市場を含まず)の大田市場には、
すぐ対応が必要なほどの大きな被害はないようでした。
しかし、糞尿被害や、猫の死体については職員さんも実際見かけており、また「餌やり禁止」との文字が市場内で掲げられる事があるなど野良猫の存在は市場内で認識をされているようです。
保護団体協力の下、去勢・不妊手術を行い餌やりの管理、定期的な清掃を行い地域猫ならぬ市場内猫飼育している市場もあります。
動物が歩き回り、糞尿被害が発生するのは、食を扱う場としてやはり衛生上問題があります。
一方で安易な捕獲・駆除策は先日のブログで触れたとおり、バキューム効果を呼び、逆効果になりかねません。
殺処分のない社会を目指して~保護猫シェルターの活動~
まず、大田市場内でどういった問題が起きているのか利用業者や職員はどのような認識をもっているのか?
大田市場に対し実態の把握を要望しました。