挑戦者!寿志郎先生
NPO時代から、何度もお世話になっております。
寿志郎先生。
口にペンタブをくわえての作画で、ゲームキャラクターデザイン等、
多くの作品を創り出されている方です。
一期展会場(新国立美術館)にて、寿先生の作品を前に
群馬県にある寿先生の自宅近くでNPOリボングラフィックス様や友人たちと
写真にもありますが、先生の作品は一期展にも出品。
公募の美術展でデジタルの作品が展示されるのは、珍しい事と聞きました。
2014年10月の一期展、残念ながら寿先生は会場には来れませんでしたが、
いつもながら素晴らしい作品でした。
障害をもつ方が、夢を叶える、挑戦をしていく。
仕事、芸術、文化スポーツ、趣味を通して障害のあるなし問わず、交流を深めていく。
そうした環境、土壌の応援を国、社会がもっとしていかなければならない。
私はそのように考えます。
また、先日のイベントで寿先生の事をご紹介したところ、ワコム様よりNPOリボングラフィックス宛に連絡があったそうです。
企業の方にも応援して頂けるのはありがたいですね。
寿志郎先生のHPは→こちら NPO法人リボングラフィックスは→こちら
寿志郎イラスト制作過程ムービー
NPOリボングラフィックス
寿先生紹介記事
口で美人画を描く重度障がい者・寿志郎の夢
群馬県沼田市で実家に暮らす44歳の寿志郎(ことぶきしろう)さんは、東京理科大学4年生だった1991年、バイクの事故によって首の骨を折り、頚椎損傷で首から下が完全に麻痺。重度障がい者となった。
■ パソコンとマウススティックでイラスト制作
大学は中退を余儀なくされたが、24歳の時に長期療養型の病院でリハビリの先生から「自宅に帰ってからの生活を考え、口で筆をくわえて絵を描かないか」と勧められた。以来、20年以上もパソコンとマウススティックを駆使して描いている。
1998年にホームページを作り、自分が描いた美少女イラストをアップした。すると、そのイラストをコナミのゲーム関係者が発見。仕事のオファーがメールで届いた。
「これがゲームキャラクターのイラスト発注があった最初の仕事でした。これを機に、他社からもオファーが続き、2003年にはコナミのPS2ソフト『ランブルローズ』のキャラデザイン制作に参画することになったのです」(寿さん)
2007年にはイラストレータとしてCSの番組に出演。すると、その番組が動画投稿サイトにアップされ、ネット上で話題となり、オンラインゲームの1点もののイラストを発注されたり、イラスト上達マガジン『touch』でイラストを描くプロセスも紹介された。
2009年には、株式会社セルシス(東京・新宿)のイラスト制作ソフト「IllustStudio」で広告イラストやイラスト講座などを受注。
2010年3月26日から4月6日に群馬県庁・昭和庁舎で初の個展を開催。約80点を展示すると、1000人の観客を動員できた。
2011年12月には、障がい者の自立支援を行うNPOリボングラフィックス(静岡市)と協働し、障がい者向けにDVD付きのイラストテクニック本も制作した。
■ 尾瀬市場オリジナルの萌えキャラで地域貢献を
今後の夢を尋ねると、「地道に地域に貢献したい」。
「産直品が売られている尾瀬市場を広報するために、同市場のホームページや出版物、チラシにイラストを提供し、市場の一角にギャラリーを作って展示しています。スキー客などの若い観光客たちが足を止めてくれるのです。今後は尾瀬市場のオリジナルの萌えキャラを作りたい。ゲームの仕事で3Dに起こしてもらうのを見ると、魂を吹き込めるようなものを作りたいですね」
(今一生)
オルタナ 2013年2月6日
リンク先より引用 http://www.alterna.co.jp/10524